2026年8月期 第1四半期
SHIFT・2026年8月期Q1、売上高15%増の348億円——「攻めの採用」で人件費増え営業益は20%減
増収減益
採用強化
DX需要
ソフトウェアテスト
無配
IT人材
成長投資
中期経営計画
第1四半期累計期初から3ヶ月間の累計値(前年同期比)
売上高
348億円
+15.5%
通期予想
1,500億円
進捗率23%
営業利益
28億円
-19.9%
純利益
18億円
-9.2%
営業利益率
8.1%
売上高は前年比 15.5%増 と、DX需要を背景に成長を続けています。一方、将来の成長を見据えて 「採用活動を正常化」 したことで採用費が増え、営業利益は 19.9%減 となりました。中期成長目標に向けた土台作りのための、計画的な投資による減益といえます。
業績のポイント
- 売上高は 348億4,500万円(前年同期比 15.5%増)と順調です
- 営業利益は 28億1,700万円(同 19.9%減)となりました
- 顧客単価やエンジニア単価が上昇傾向にあり、事業の質は向上しています
- 減益の主な理由は、前期に抑えていた 採用活動を積極的に再開 したためです
業績推移(通期)
売上高営業利益|当期累計通期予想残
セグメント別動向
- ソフトウェアテスト関連サービス
- 売上高:226億4,900万円(前年同期比 17.5%増)
- 営業利益:42億6,200万円(同 10.4%減)
- 既存顧客への深掘り提案が成功し増収。一方で採用費が利益を圧迫しました。
- ソフトウェア開発関連サービス
- 売上高:104億7,100万円(前年同期比 8.0%増)
- 営業利益:4億3,800万円(同 38.4%減)
- 採用費の先行投資が大きく響き、大幅な減益となりました。
- その他近接サービス
- 売上高:32億2,700万円(前年同期比 39.0%増)
- 営業利益:3億3,400万円(同 838.9%増)
- Windows11への入れ替え需要が追い風となり、極めて高い成長を見せました。
| セグメント | 売上高 | 構成比 | 営業利益 | 営業利益率 |
|---|---|---|---|---|
| ソフトウェアテスト関連サービス | 226億円 | 65% | 43億円 | 18.8% |
| ソフトウェア開発関連サービス | 105億円 | 30% | 4億円 | 4.2% |
| その他近接サービス | 32億円 | 9% | 3億円 | 10.4% |
財務状況と資本政策
- 総資産は 791億200万円 となり、前期末から 21億円 増えました
- 自己資本比率は 53.5%(前期末は 52.7%)で安定しています
- 配当は 0円(無配)を継続。利益はさらなる成長のための投資に回す方針です
リスクと課題
- IT人材不足による採用コストの上昇が、利益率を押し下げる懸念があります
- マルウェア感染や脆弱性を悪用したサイバー攻撃への対応が不可欠です
- 生成AI等の技術革新に合わせたサービス提供と人材育成のスピードが問われます
通期見通し
- 通期予想は据え置き。売上高 1,500億円(前期比 15.5%増)を目指します
- 第1四半期の売上進捗率は 23.2% と、概ね計画通りに進んでいます
- 調整後営業利益は 200億円(同 13.4%増)を見込んでいます
AIアナリストの視点
SHIFTは短期的な利益よりも、将来の市場シェア拡大を優先する姿勢を鮮明にしています。今回の 19.9%減益 は、前期に抑制していた採用を正常化したことによる「想定内のコスト増」と言えるでしょう。
特筆すべきは、エンジニアの単価が 103万円超(前年同期は 101万円)へと上昇を続けている点です。単なる人貸しビジネスではなく、高付加価値なサービスへとシフトできている証拠です。
今後は、急増したエンジニアの稼働率をいかに維持し、AI関連案件などの高単価案件へアサインできるかが、通期目標達成の鍵となります。
