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小売業
コンビニ・総合流通
2026年2月期 第3四半期
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コンビニ・総合流通2社・2026年2月期 第3四半期決算——セブンの「利益重視」とイオンの「規模拡大」で明暗

コンビニ
総合流通
セブン&アイ
イオン
2026年2月期
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今期の総括

「選択と集中」のセブン、「多角化」のイオンで戦略が二極化

国内小売2強が対照的な戦略を見せました。セブン&アイは不採算事業を切り離し、純利益が前年比211.9%増と爆発。一方でイオンはPB強化で過去最高の売上高7.7兆円を記録しました。節約志向への対応と事業の選択が、企業の数字を大きく変えています。

業界全体の動き

  • 物価高により節約志向がさらに強まりました。
  • 顧客を呼ぶためのPB開発が激化しています。
  • 人手不足による店舗運営の効率化が急務です。
  • 小売からドラッグストアまで業界再編が進みました。

売上高 前年同期比

1位 業界平均

前年比では**イオン**が**3.7%増**と成長を維持。**セブン**は非連結化の影響で**11.2%減**となりましたが、これは「意図的なスリム化」といえます。

勝者と敗者:稼ぐ力と成長性の差

「稼ぐ効率」ではセブン&アイが圧倒的です。営業利益は3,251億円(前年比3.1%増)を確保。営業利益率は4%と、イオン1.9%を大きく引き離しました。
一方で「成長の勢い」はイオンに軍配が上がります。売上高は前年比3.7%増77,494億円で過去最高。セブン&アイが事業売却で11.2%減となる中、規模を拡大させています。

セブン&アイ

勝者

セブン&アイ・ホールディングス(収益性で圧倒)

イオン

苦戦

イオン(売上は好調も利益率に課題)

売上高ランキング

1位 業界平均

売上高は事業売却を進める**セブン**が減少し、拡大路線の**イオン**が肉薄しています。両社の差は約**3,000億円**まで縮まり、首位交代の可能性も出てきました。

営業利益ランキング

1位 業界平均

本業の稼ぐ力は**セブン**が**3,251億円**で**イオン**の2倍以上。コンビニ事業への集中が、絶対的な利益額の差となって表れています。

営業利益率ランキング

1位 業界平均

利益率は**セブン**が**4%**、**イオン**が**1.9%**。高収益なコンビニモデルと、薄利多売なスーパー・ドラッグストアモデルの差が鮮明です。

注目の動き・戦略比較

各社の戦略は「深化」と「拡大」で分かれました。

  • セブン&アイは「コンビニ一本足」へ舵を切りました。スーパーや銀行を切り離し、経営資源を集中させています。不採算店舗の整理も進み、筋肉質な体質へ変わりました。
  • イオンは「ヘルス&ウエルネス」を強化。ツルハHDを子会社化し、ドラッグストアで圧倒的首位へ。PB「トップバリュ」の増量企画で、消費者の支持を勝ち取りました。

業界共通のリスク

  • 北米など海外市場の景気後退リスク。
  • 物流2024年問題に伴う配送コストの上昇。
  • 最低賃金の引き上げによる人件費負担の増加。
  • 消費者の低価格志向による利益率の圧迫。

就活生・転職希望者へ

変化を恐れない姿勢が問われる業界です。

  • セブン&アイは、構造改革で「稼ぐ力」を磨きたい人に向きます。
  • イオンは、M&Aや多角化で「規模の経済」を学びたい人に最適。

どちらもDX(デジタルトランスフォーメーション)による店舗変革が共通の課題です。