業界ダイジェスト
株式会社アルバック

株式会社アルバック

6728
1,648Chigasaki, Kanagawa1952年設立公式サイト

事業セグメント構成

真空機器事業79%
真空応用事業21%
真空機器事業 (79%)真空応用事業 (21%)

真空技術を核とする産業設備メーカー。半導体や電子部品、液晶・有機EL等の製造装置で世界有数のシェアを誇り、最先端の薄膜技術に強みを持つ。

収益

2025年6月期

2,512億円

-3.8% 前年比

純利益

2025年6月期

167億円

-17.5% 前年比

ROE (自己資本利益率)

2025年6月期

7.51%

株式会社アルバックとは — 会社解説

株式会社アルバックは、1952年創業の「真空技術」を核とした世界有数の産業設備メーカーです。神奈川県茅ヶ崎市に本社を置き、半導体、液晶・有機ELディスプレイ、電子部品、医薬品などの多岐にわたる製造装置を展開しています。特に最先端の薄膜形成技術に強みを持ち、デジタル社会を支える不可欠な存在です。足元ではパワーデバイス投資の端境期にありますが、生成AIやロジック半導体向けの需要を捉え、構造改革を通じて収益性の再構築と中長期的な成長を目指しています。

事業モデル・収益構造

真空技術を用いた「真空機器事業(売上の約8割)」と、真空技術を応用した材料・表面処理等の「真空応用事業(約2割)」の2軸で展開。装置の販売に加え、保守サービスや部品供給などのリカーリングビジネス(継続収益)を組み合わせることで、安定した収益基盤を構築しています。

アルバックの強み・特徴

  • 世界初・世界シェアトップクラスを誇る独自の真空成膜技術
  • 半導体、電子部品、ディスプレイなど多角的なポートフォリオによるリスク分散
  • グローバルな保守・サービス網による高い顧客エンゲージメント
  • パワーデバイスやAIサーバー向けなど次世代成長分野への先行投資

投資家が注目するポイント

  • 1最新の受注高が前年比17.8%増と大きく伸長しており、将来の売上回復に向けた先行指標として注目される。
  • 2希望退職募集を含む抜本的な構造改革を断行中であり、来期以降の営業利益率改善(V字回復)が期待される。
  • 3韓国子会社でのサイバー攻撃による影響や復旧コスト、技術流出リスクについては次四半期以降の精査が必要。
  • 4半導体製造工程における「微細化」「多層化」の潮流は、同社の高精度な成膜技術にとって強い追い風となっている。

就活生・転職希望者向けポイント

  • 1平均年収888.2万円と業界内でも高水準であり、平均勤続年数17.5年と腰を据えて働ける環境が整っている。
  • 2修士・博士卒の初任給も高く設定されており、最先端の物理学・工学知識を活かせる高度なエンジニア集団である。
  • 3グローバル売上比率が高く、海外拠点での活躍や世界的な大手テック企業との共同開発など、刺激的なキャリア機会が豊富。

事業セグメント別解説2025年6月期

各セグメントの売上高・利益構成と事業特性

真空機器事業

79%

半導体製造や各種産業プロセスで必須となる、真空ポンプ、真空計、バルブなどの真空環境を創出・維持するためのコンポーネントを提供します。

収益1,991億円営業利益219億円営業利益率11.0%

真空応用事業

21%

高度な真空技術を活用し、薄膜形成、表面処理、真空熱処理などを行う産業用装置の開発や、受託加工サービスを提供する事業活動です。

収益521億円営業利益45億円営業利益率8.7%

よくある質問(アルバックについて)

出典: 有価証券報告書、IR情報、その他公開情報。AI生成コンテンツを含みます。

業績概要

業績推移

業績予想 (2026年度)

売上高予想

2,500億円

営業利益予想

285億円

純利益予想

200億円

決算レポート

2
2026年6月期 第3四半期
#アルバック#6728#真空技術#受注高急増

アルバック・2026年6月期Q3、受注高が44%増の2,361億円と急拡大——生成AI・有機EL投資が牽引、純利益予想は上方修正

真空技術の総合メーカーであるアルバックが12日に発表した2026年6月期第3四半期決算は、売上高が前年同期比 2.1%増 の 1,916億円 となった一方、営業利益は 29.1%減 の 147億円 と減益を記録しました。利益面ではパワーデバイス向け投資の端境期やコスト上昇が響いたものの、受注高は前年同期比44.1%増の2,361億円 と過去最高水準へ急拡大しています。生成AI向けの先端半導体やIT製品の有機EL化を背景とした旺盛な設備投資需要を取り込んでおり、足元の受注残高は極めて高い水準にあります。

+2.1%売上-29.1%営業利益-30.5%純利益

AIアナリスト視点

アルバックの決算で最も注目すべきは、本業の利益が苦戦する中で、受注高が 44%増 と極めて強い伸びを示している点です。これは、同社がターゲットとする「先端半導体(生成AI関連)」と「IT向け有機EL」という2大成長市場のトレンドを確実に捉えていることを示唆しています。 特に中国事業の構造改革(子会社譲渡)については、現地の激しい競争環境を勝ち抜くための「選択と集中」として評価できます。売却益による純利益の押し上げは一時的ですが、これによってキャッシュを確保し、次世代技術への投資を加速させる戦略は、就活生や投資家にとっても同社の将来性を判断する重要なポイントになるでしょう。 懸念点は、受注がこれだけ積み上がっている一方で、通期の売上高予想を下方修正している点です。これは受注から売上計上までのリードタイムが長期化している可能性や、一部案件の期ズレを示唆しており、来期(2027年6月期)以降にどれだけスムーズに売上へ変換できるかが焦点となります。

レポートを読む

財務データ

財務データ

期間収益営業利益純利益総資産前年比
2025
通期
2,512億円265億円167億円3,751億円-3.8%
2024
通期
2,611億円298億円202億円3,889億円+14.8%
2023
通期
2,275億円199億円142億円3,535億円-5.7%
2022
通期
2,413億円301億円202億円3,543億円+31.8%
2021
通期
1,830億円172億円148億円2,928億円

従業員データ

平均年収

888.2万円

初任給

26.5万円

月額 264,900

平均年齢

44.6

平均勤続年数: 17.5

従業員数

1,648

2025年06月時点

給与・待遇

平均年収
888.2万円
初任給(月額)
264,900

社員データ

従業員数
1,648
平均年齢
44.6
平均勤続年数
17.5

出典: 有価証券報告書、決算短信、その他公開情報 (2025年06月)

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