東ソー株式会社

東ソー株式会社

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化学業界
3,954Minato-ku, Tokyo1935年設立公式サイト

事業セグメント構成

クロル・アルカリ35%
機能商品25%
石油化学19%
エンジニアリング16%
その他4%
クロル・アルカリ (35%)機能商品 (25%)石油化学 (19%)エンジニアリング (16%)その他 (4%)

クロル・アルカリ事業と石油化学事業を核とする総合化学大手。塩化ビニル樹脂や苛性ソーダで国内トップシェアを誇り、バイオ計測などの高機能材料も展開。

収益

2025年3月期

1.1兆円

+5.7% 前年比

純利益

2025年3月期

580億円

+1.2% 前年比

ROE (自己資本利益率)

2025年3月期

7.20%

東ソー株式会社とは — 会社解説

東ソー株式会社は、1935年に山口県で創業した日本を代表する総合化学メーカーです。「ハイブリッド経営」を掲げ、苛性ソーダや塩化ビニル樹脂などの「コモディティ(汎用品)事業」と、バイオ計測や高機能材料などの「スペシャリティ(高機能品)事業」の両輪で安定した収益構造を築いています。特にクロル・アルカリ事業は国内最大級の規模を誇り、社会インフラを支える素材を供給しています。近年は半導体製造用の水処理システムや、臨床検査装置・診断薬などのライフサイエンス分野にも注力しており、伝統的な素材メーカーから先端技術企業への脱皮を進めています。

事業モデル・収益構造

原塩やナフサを原料に、塩化ビニルやポリエチレンを作る上流工程から、ジルコニアや診断薬などの高付加価値な下流工程までを一貫して展開。利益率の高い機能商品セグメントとエンジニアリングセグメントが、市況変動の激しい石油化学部門を補完する収益構造となっています。

東ソーの強み・特徴

  • クロル・アルカリ事業における国内トップシェアと、アジア最大級の生産能力。
  • 営業利益率約20%を叩き出す、半導体向け水処理エンジニアリング事業の競争力。
  • 歯科材料やバイオ計測、セラミックス分野での高い技術力とグローバルシェア。
  • 原材料から製品までを自社拠点に集約した「南陽事業所」による圧倒的な生産効率。

投資家が注目するポイント

  • 1米国事業の減損損失計上によりリスクを整理。来期以降のV字回復が期待される。
  • 2エンジニアリング事業が収益の柱として急成長しており、半導体投資拡大の恩恵を受ける。
  • 3ROE 7.2%と化学大手の中でも資本効率が良好で、安定した配当方針を維持している。
  • 4市況の影響を受けやすい石化部門から、高利益な機能商品へのシフトが着実に進行。

就活生・転職希望者向けポイント

  • 1平均年収795.9万円、平均年齢38.5歳と、大手化学企業の中では若手が活躍しやすい環境。
  • 2平均勤続年数13.5年と安定感があり、福利厚生や教育制度が充実している。
  • 3ライフサイエンスや水処理など社会貢献性の高い事業に関わることができ、働きがいがある。
  • 4初任給が28.3万円(院卒)と業界トップレベルであり、若手への還元意欲が高い。

事業セグメント別解説2025年3月期

各セグメントの売上高・利益構成と事業特性

石油化学

19%

ナフサを原料としたエチレン、プロピレン等の基礎原料や、ポリエチレン等の汎用樹脂を製造する事業です。プラスチック製品の原料として、現代社会のあらゆる場面を支えています。

収益2,048億円営業利益143億円営業利益率7.0%

クロル・アルカリ

35%

苛性ソーダ、塩素、塩化ビニル樹脂等を中心とした電解事業を展開しています。インフラ整備や住設材料、各種産業用途に不可欠な基礎的な化学素材を安定的に提供しています。

収益3,734億円営業利益95億円営業利益率2.5%

機能商品

25%

包装材料、産業用フィルム、機能性接着剤など、特定の機能を持つ高付加価値製品を扱う事業です。顧客の課題解決に向けた最適な機能設計とソリューションの提供を行っています。

収益2,705億円営業利益386億円営業利益率14.3%

エンジニアリング

16%

製鉄プラント建設で培った技術を応用し、環境・エネルギー施設や都市インフラの整備、廃棄物処理施設の運営を行う。社会課題の解決に向けた高度なエンジニアリング力を提供する。

収益1,693億円営業利益336億円営業利益率19.9%

その他

4%

報告セグメントに属さない、情報システム開発、不動産、新規ビジネスなど、多岐にわたる付随的な業務を包括しています。

収益454億円営業利益29億円営業利益率6.4%

よくある質問(東ソーについて)

出典: 有価証券報告書、IR情報、その他公開情報。AI生成コンテンツを含みます。

業績概要

業績推移

業績予想 (2026年度)

売上高予想

1.1兆円

営業利益予想

1,080億円

純利益予想

620億円

通期業績予想における前提条件は、国産ナフサ価格61,000円/KL、為替レートを140円/US$としております。

決算レポート

1
2026年3月期 第3四半期
#東ソー#減収減益#下方修正#減損損失

東ソー・2026年3月期Q3、純利益49.2%減の246億円——米国事業の減損と市況悪化が重石、水処理は堅調

総合化学大手の東ソーが発表した2026年3月期第3四半期(4〜12月)連結決算は、売上高が前年同期比 5.0%減 の 7,561億円、純利益が同 49.2%減 の 246億円 と大幅な減益となりました。ナフサ価格の下落に伴う製品価格の低下や、南陽事業所の定期修繕による生産減、さらには米国子会社での 巨額の減損損失計上 が利益を大きく押し下げました。一方で、半導体向け水処理エンジニアリング事業は拡大を続けており、事業ポートフォリオの明暗が分かれる結果となっています。

-5.0%売上-6.3%営業利益-49.2%純利益

AIアナリスト視点

東ソーの今期決算は、まさに「素材の苦境」と「先端の躍進」が交差する内容でした。特筆すべきは営業利益のセグメント構成で、売上規模で勝るクロル・アルカリがほぼ利益ゼロに沈む中、エンジニアリングが石油化学の3倍以上の利益を叩き出しています。 投資家としては、米国事業の減損という「膿」を出したことで、来期以降のV字回復に向けた基盤が整ったかどうかが注目点です。就活生にとっては、同社が単なる「塩と石炭の会社」から、半導体インフラを支える「高機能グリーンケミカル企業」へ脱皮しようとしている過渡期にあることを理解するのが重要です。 懸念点としては、やはり中国経済への感応度が高い素材部門の立て直しです。水処理という強力な成長エンジンを持ちつつも、伝統的な素材事業が利益の足を引っ張る「コングロマリット・ディスカウント」をどう解消していくかが、今後の株価と経営の焦点になるでしょう。

レポートを読む

財務データ

財務データ

期間収益営業利益純利益総資産前年比
2025
通期
1.1兆円989億円580億円1.3兆円+5.7%
2024
通期
1.0兆円798億円573億円1.3兆円-5.5%
2023
通期
1.1兆円746億円503億円1.2兆円+15.9%
2022
通期
9,186億円1,440億円1,079億円1.1兆円+25.3%
2021
通期
7,329億円878億円633億円9,828億円

従業員データ

平均年収

795.9万円

業界平均: 868万円

初任給

28.3万円

月額 283,083

平均年齢

38.5

平均勤続年数: 13.5

従業員数

3,954

給与・待遇

平均年収
795.9万円
初任給(月額)
283,083

社員データ

従業員数
3,954
平均年齢
38.5
平均勤続年数
13.5

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