業界ダイジェスト
TIS株式会社

TIS株式会社

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ITサービス業界
5,970Tokyo1971年設立公式サイト

事業セグメント構成

広域ITソリューション29%
オファリングサービス24%
産業IT21%
金融IT17%
BPM7%
その他2%
広域ITソリューション (29%)オファリングサービス (24%)産業IT (21%)金融IT (17%)BPM (7%)その他 (2%)

独立系システムインテグレーター大手。金融、決済、産業、公共など幅広い分野でITソリューションを展開。特にカード決済システムで国内圧倒的なシェアを誇る。

収益

2025年3月期

5,717億円

+4.1% 前年比

純利益

2025年3月期

500億円

+2.3% 前年比

ROE (自己資本利益率)

2025年3月期

15.25%

TIS株式会社とは — 会社解説

TIS株式会社は、1971年設立の独立系システムインテグレーター(SIer)大手です。金融、決済、産業、公共など幅広い業界に対し、コンサルティングから開発、運用まで一貫したITソリューションを提供しています。特にクレジットカード決済システムにおいては国内で圧倒的なシェアを誇り、日本の決済インフラを支える存在です。近年は、従来の受託開発型から自社サービス提供型(オファリング)への転換を急いでおり、2026年3月には子会社のインテックを吸収合併することで、グループ一体となった経営資源の最適化とDX推進を加速させています。

事業モデル・収益構造

主要な収益源は、顧客企業の個別ニーズに応じる「インテグレーションサービス」と、汎用的な機能をクラウド等で提供する「オファリングサービス」です。セグメント別では広域ITソリューションや産業ITが売上の多くを占めますが、特に金融ITや産業ITにおいて12〜15%の高い営業利益率を確保しており、高付加価値なITサービスの提供を通じて収益を上げる構造となっています。

TISの強み・特徴

  • 国内クレジットカード決済システムにおける圧倒的なシェアと実績
  • 独立系SIerとしてベンダーに縛られない柔軟な技術選定と提案力
  • 営業利益率12%超を実現する高度な不採算案件抑制・生産性管理能力
  • 金融から製造、公共まで多岐にわたる強固な顧客基盤とドメイン知識

投資家が注目するポイント

  • 1420億円規模の自己株買いを完了するなど、ROE向上を重視した高い株主還元姿勢
  • 2IT投資需要の拡大を背景とした過去最高水準の売上・利益と12%台の営業利益率
  • 32026年3月のインテック合併による組織再編コストの吸収とシナジー創出への期待
  • 4決済プラットフォームなどのストック型ビジネス拡大による収益の安定化

就活生・転職希望者向けポイント

  • 1平均年収806万円、初任給26万円と、SI業界内でも高水準の待遇
  • 2平均勤続年数14.5年、平均年齢40.5歳と、腰を据えて働ける安定した環境
  • 3最先端のDX案件や大規模な決済システム開発に携われるキャリアの専門性
  • 4テレワークやフレックス制の導入など、ワークライフバランスへの積極的な取り組み

事業セグメント別解説2025年3月期

各セグメントの売上高・利益構成と事業特性

オファリングサービス

24%

市場の共通課題に対して、標準化されたサービスや製品をパッケージ化して提供することで、迅速かつ低コストな課題解決を実現します。

収益1,455億円営業利益99億円営業利益率6.8%

BPM

7%

企業の業務プロセスを分析・再設計し、ITツールを用いて最適化・自動化することで、生産性の向上とコスト削減を継続的に支援します。

収益426億円営業利益53億円営業利益率12.5%

金融IT

17%

銀行、証券、保険などの金融機関向けに、高い信頼性とセキュリティが求められるミッションクリティカルなシステムの開発・運用を提供します。

収益1,003億円営業利益123億円営業利益率12.3%

産業IT

21%

製造業や流通業などの幅広い産業分野に対し、生産管理や在庫管理、サプライチェーン最適化を実現するITソリューションを展開します。

収益1,281億円営業利益193億円営業利益率15.1%

広域ITソリューション

29%

地方公共団体や地域密着型の企業に対し、住民サービスの向上や地域経済の活性化に寄与する情報通信システムの提供とサポートを行います。

収益1,774億円営業利益216億円営業利益率12.2%

その他

2%

報告セグメントに属さない、情報システム開発、不動産、新規ビジネスなど、多岐にわたる付随的な業務を包括しています。

収益101億円営業利益9億円営業利益率8.7%

よくある質問(TISについて)

出典: 有価証券報告書、IR情報、その他公開情報。AI生成コンテンツを含みます。

業績概要

業績推移

業績予想 (2026年度)

売上高予想

5,820億円

営業利益予想

730億円

純利益予想

490億円

決算レポート

2
2026年3月期 通期
#増収増益#DX需要#自社株買い#増配

TIS・2026年3月期通期、営業利益10.4%増の762億円——IT投資需要を捉え増収増益、過去最大規模の自社株買いも発表

IT大手のTISは5月8日、2026年3月期の連結決算を発表しました。企業のDX(デジタルトランスフォーメーション)需要が堅調に推移し、売上高は5,964億円(前年比+4.3%)、営業利益は762億円(同+10.4%)と増収増益を達成しました。訴訟和解に伴う一過性の損失で純利益は減少したものの、500億円規模の大型自社株買いや増配を決定するなど、積極的な株主還元姿勢を鮮明にしています。

+4.3%売上+10.4%営業利益-6.8%純利益

AIアナリスト視点

TISの今回の決算で最も注目すべきは、業績の堅調さ以上に「資本政策の劇的な転換」です。訴訟の和解という長年の懸案事項に終止符を打ち、一過性の損失を出しつつも、その裏で500億円という巨額の自己株式取得を打ち出した点は、マーケットに対する非常に強い信頼回復のメッセージとなります。 特に、「現在の株価は過小評価されている」と明言して自社株買いに踏み切る姿勢は、投資家にとってポジティブな材料です。また、子会社インテックとの合併による「TISI」への商号変更は、単なる組織再編ではなく、グループ一体となった「バリューチェーンの垂直統合」を狙うものであり、コンサルティングから開発、BPMまでを一気通貫で提供する競争力がさらに高まると予想されます。 懸念点としては、純利益の目減りにより自己資本比率が低下している点ですが、キャッシュ創出力は極めて高く、財務基盤が揺らぐレベルではありません。今後はAI時代に即したサービスへの転換速度が、中長期的な収益性を左右する鍵となるでしょう。

レポートを読む

財務データ

財務データ

期間収益営業利益純利益総資産前年比
2025
通期
5,717億円690億円500億円5,581億円+4.1%
2024
通期
5,490億円646億円489億円5,255億円+8.0%
2023
通期
5,084億円623億円555億円4,623億円+5.4%
2022
通期
4,825億円547億円395億円4,766億円+7.6%
2021
通期
4,484億円457億円277億円4,511億円

従業員データ

平均年収

806.7万円

業界平均: 920.2万円

初任給

26.0万円

月額 260,000

平均年齢

40.5

平均勤続年数: 14.5

従業員数

5,970

2025年03月時点

給与・待遇

平均年収
806.7万円
初任給(月額)
260,000

社員データ

従業員数
5,970
平均年齢
40.5
平均勤続年数
14.5

出典: 有価証券報告書、決算短信、その他公開情報 (2025年03月)

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