日東電工株式会社

日東電工株式会社

6988
化学業界
6,729Osaka, Osaka1918年設立公式サイト

事業セグメント構成

オプトロニクス53%
インダストリアルテープ35%
ヒューマンライフ13%
その他0%
オプトロニクス (53%)インダストリアルテープ (35%)ヒューマンライフ (13%)その他 (0%)

粘着技術を基盤とした高機能材料メーカー。液晶用偏光板や電子部品用テープで世界首位級。グローバルにニッチトップ戦略を展開し、多岐にわたる産業を支える。

収益

2025年3月期

1.0兆円

+10.8% 前年比

純利益

2025年3月期

1,372億円

+33.7% 前年比

ROE (自己資本利益率)

2025年3月期

13.53%

日東電工株式会社とは — 会社解説

日東電工は1918年創業の、大阪に本社を置く大手高機能材料メーカーです。接着・塗工などのコア技術を基盤に、液晶用偏光板や電子部品用テープなど、世界シェアNo.1製品を数多く有する「グローバルニッチトップ」戦略を掲げています。近年はスマートフォンのハイエンドモデル向け製品に加え、核酸医薬などのライフサイエンス分野を第2の柱として育成しています。高い収益性を維持しつつ、市場環境の変化に先んじてポートフォリオを組み替える柔軟な経営が特徴です。

事業モデル・収益構造

多岐にわたる産業に向けて高付加価値な材料を供給するBtoBビジネスを展開しています。収益の柱は、スマートフォンやディスプレイ向けの光学フィルム(オプトロニクス)と、自動車・電子機器向けの工業用テープ(インダストリアルテープ)です。顧客の課題を直接解決する新製品を創出する「三新活動」を通じて、高単価・高利益率を維持しています。

日東電工の強み・特徴

  • 液晶用偏光板などのオプトロニクス分野における圧倒的な世界シェアと利益率
  • 独自の「グローバルニッチトップ」戦略により、競合が少ない領域で高い支配力を保持
  • ROE 13.5%、営業利益率18%超という、化学・材料業界でも突出した財務健全性と収益性
  • 核酸医薬の受託製造(CDMO)など、材料技術を応用した新規成長領域への展開力

投資家が注目するポイント

  • 1ハイエンドスマホ向け需要の堅調さと、ライフサイエンス分野の商用化ステージ移行による成長期待
  • 2コモディティ化した液晶市場からの早期撤退など、資本効率を重視した迅速な事業選別
  • 35分割の株式分割や継続的な自社株買いに見られる、株主還元と資本効率(ROE)への高い意識
  • 4円安によるプラス影響だけでなく、為替変動に対する耐性を高めるグローバル生産体制の最適化

就活生・転職希望者向けポイント

  • 1平均年収は833.6万円と高く、海外売上比率が高いためグローバルに活躍できる機会が豊富
  • 2「新しいことをする」ことを尊ぶ企業文化があり、若手でも新規事業の提案や挑戦が推奨される
  • 3初任給が27.5万円と非常に高く、福利厚生やワークライフバランスの意識も高い優良企業
  • 4特定の製品に依存せず多角化しているため、景気変動に強く安定したキャリア形成が可能

事業セグメント別解説2025年3月期

各セグメントの売上高・利益構成と事業特性

インダストリアルテープ

35%

包装、電子機器、自動車、建築用などの多用途な粘着テープやフィルムを製造する事業です。接合、絶縁、保護等の機能により、高度なモノづくりプロセスの進化を支えています。

収益3,557億円営業利益460億円営業利益率12.9%

基盤機能材料は、前連結会計年度に対して売上収益が伸長しました。ハイエンドスマートフォン向け組み立て用部材は、既存製品の採用モデル拡大に加え、新たにバッテリー固定用電気剥離テープの販売を開始し、需要が増加しました。また、半導体メモリやセラミックコンデンサー等の生産に使用される工程用材料の需要が、引き続き緩やかに回復しました。自動車材料は自動車生産台数の減少により低調に推移しました。

オプトロニクス

53%

液晶パネル用偏光板や透明導電性フィルムなどの光学材料を扱う事業です。スマートフォンやディスプレイの高性能化、視認性向上に不可欠な精密素材をグローバルに供給しています。

収益5,430億円営業利益1,731億円営業利益率31.9%

情報機能材料は、前連結会計年度に対して売上収益が伸長しました。ハイエンドノートパソコンやタブレット端末の生産が好調に推移したことで、光学フィルムや透明導電性フィルムの需要が大幅に増加しました。また、グローバル自動車生産台数が低迷する一方で、車載ディスプレイの大型化や搭載数の増加に伴い、高耐久な光学フィルムの需要も増加しました。 回路材料は、前連結会計年度に対して売上収益が伸長しました。生成AIの普及によりデータセンター向けのストレージ需要の高まりやHDDのさらなる高容量化により、CIS(Circuit Integrated Suspension)の需要が大幅に増加しました。高精度基板はハイエンドスマートフォンの生産が堅調に推移したことにより需要が増加しました。なお、第3四半期連結会計期間にプラスチック光ファイバー・ケーブルについて、事業化を中止することを決定し、減損損失等2,690百万円を計上しました。

ヒューマンライフ

13%

日用品、家庭用製品、介護用品など、生活者の暮らしに密着した製品を扱う事業です。独自の化学技術を応用し、生活の質の向上と快適で安全なライフスタイルの提供を目指します。

収益1,321億円営業利益-11,902百万円営業利益率-9.0%

ライフサイエンスは、前連結会計年度に対して売上収益が伸長しました。核酸受託製造は、米国マサチューセッツ州の拠点に新設した工場で、将来商用化が見込まれる案件の生産を開始しました。また、核酸材料 (NittoPhase™) は、一部顧客の商用薬向けに需要が増加しました。核酸医薬の創薬においては、難治性の癌治療薬の臨床第1相試験が第1四半期連結会計期間に完了し、ライセンスアウトに向けて、引き続き取り組んでまいります。 メンブレン(高分子分離膜)は、前連結会計年度に対して売上収益が伸長しました。各種産業用途向けの需要が中国を中心に減少する一方で、インドにおいて、排水規制強化に伴い、排水・廃液のゼロ化に貢献するZLD (Zero Liquid Discharge) の需要が増加しました。 パーソナルケア材料は、前連結会計年度に対して売上収益が伸長しました。おむつ向け衛生材料の新製品と生分解性技術を用いた環境貢献型製品の拡販を進めました。なお、第4四半期連結会計期間に当社連結子会社であるNitto Advanced Film Gronau GmbH社の事業計画を見直した結果、のれんに関して3,298百万円を減損損失として計上しました。

その他

0%

報告セグメントに属さない、情報システム開発、不動産、新規ビジネスなど、多岐にわたる付随的な業務を包括しています。

収益19百万円営業利益-12,229百万円営業利益率-64363.2%

当セグメントには未だ十分な売上収益を伴っていないその他製品が含まれております。なお、第3四半期連結会計期間に当社連結子会社であるNitto Bend Technologies社のフレキシブルセンサの事業計画を見直した結果、のれんに関して5,199百万円を減損損失として計上しました。

よくある質問(日東電工について)

出典: 有価証券報告書、IR情報、その他公開情報。AI生成コンテンツを含みます。

業績概要

業績推移

業績予想 (2026年度)

売上高予想

9,840億円

営業利益予想

1,700億円

純利益予想

1,250億円

決算レポート

1
2026年3月期 第3四半期
#日東電工#6988#上方修正#ハイエンドスマホ

日東電工・2026年3月期Q3、売上高7,861億円で微増も営業利益3.3%減——スマホ向け好調で通期予想を上方修正

日東電工が26日に発表した2026年3月期第3四半期(4〜12月)の連結決算は、売上収益が前年同期比 1.0%増 の 7,861億9,500万円 、営業利益が同 3.3%減 の 1,478億6,000万円 となった。円高による 88億円 の減益影響があったものの、ハイエンドスマートフォン向けの需要が想定を上回って推移した。同社は足元の堅調な需要を踏まえ、通期の業績予想を上方修正しており、成長分野へのシフトが着実に進んでいることを印象づけた。

+1.0%売上-3.3%営業利益-2.7%純利益

AIアナリスト視点

日東電工の今回の決算は、まさに「攻めの構造改革」が結実しつつある内容といえます。 特に注目すべきは、単なるコスト削減ではなく、LCDスマートフォン向けフィルムのような成熟・コモディティ化した市場から早期に撤退し、ハイエンドスマホやライフサイエンスといった高成長・高付加価値領域へ資源を集中させている点です。営業利益率が18%を超えているのは、その選別眼の鋭さの証左でしょう。 ライフサイエンス分野(核酸医薬受託)が臨床から商用ステージへ移行し始めたことは、中長期的な第2の柱としての信頼性を高めています。一方で、自動車材料の苦戦に見られるように、中国市場における日系メーカーのプレゼンス低下という外部リスクを、どのように新しい顧客層(現地のEVメーカー等)でカバーしていくかが今後の焦点となります。 5分割という大幅な株式分割と自社株買いの組み合わせは、個人投資家層の拡大と資本効率への意識の高さを物語っており、就活生にとっても「変化を恐れず、財務基盤を固めつつ次を狙う優良企業」としての魅力が強く映る決算です。

レポートを読む

財務データ

財務データ

期間収益営業利益純利益総資産前年比
2025
通期
1.0兆円1,857億円1,372億円1.3兆円+10.8%
2024
通期
9,151億円1,391億円1,027億円1.3兆円-1.5%
2023
通期
9,290億円1,472億円1,092億円1.2兆円+8.9%
2022
通期
8,534億円1,323億円971億円1.1兆円+12.1%
2021
通期
7,613億円938億円702億円9,659億円

従業員データ

平均年収

833.6万円

業界平均: 868万円

初任給

27.5万円

月額 275,000

平均年齢

40.9

平均勤続年数: 12.7

従業員数

6,729

2025年03月時点

給与・待遇

平均年収
833.6万円
初任給(月額)
275,000

社員データ

従業員数
6,729
平均年齢
40.9
平均勤続年数
12.7

出典: 有価証券報告書、決算短信、その他公開情報 (2025年03月)

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