日本発條株式会社

日本発條株式会社

5991
金属製品業界
5,281Yokohama, Kanagawa1939年設立公式サイト

事業セグメント構成

シート38%
懸架ばね21%
産業機器ほか14%
DDS14%
精密部品13%
シート (38%)懸架ばね (21%)産業機器ほか (14%)DDS (14%)精密部品 (13%)

自動車用懸架ばねで世界トップクラスのシェアを誇る独立系部品メーカー。HDD用サスペンションなど、高度な金属加工技術を活かした精密部品にも強み。

収益

2025年3月期

8,017億円

+4.5% 前年比

純利益

2025年3月期

482億円

+22.9% 前年比

ROE (自己資本利益率)

2025年3月期

11.90%

ROA: 8.40%

日本発條株式会社とは — 会社解説

日本発條(ニッパツ)は、1939年設立の独立系自動車部品メーカーです。自動車用懸架ばねで世界トップクラスのシェアを誇るほか、シート事業、精密部品事業など多角的に展開しています。特にHDD(ハードディスク)用サスペンションでは世界的な競争力を持ち、高度な金属加工技術を強みにIT・通信分野へも進出しています。近年は電気自動車(EV)化やデータセンター需要の拡大に対応し、モーターコア用薄板ばねや高容量HDD向け部品など、成長分野へのリソース投入を加速させています。盤石な財務基盤と高い技術力で、モビリティとインフラを支えるグローバル企業です。

事業モデル・収益構造

自動車メーカー向けの「懸架ばね」や「シート」の供給が主軸ですが、利益面では「DDS(ディスクドライブサスペンション)」事業が高い収益性を誇ります。単なる部品供給に留まらず、材料開発から精密加工、組み立てまで一貫して行うことで付加価値を高めています。自動車の減産リスクを、データセンター向けHDD部品などの情報通信分野で補完するバランスの取れた収益構造を構築しています。

ニッパツの強み・特徴

  • 自動車用懸架ばねで世界シェアトップクラスを誇る圧倒的な市場支配力とブランド力。
  • HDD用サスペンションなど、ミクロン単位の精度を実現する独自の精密金属加工技術。
  • 自己資本比率58%超という極めて強固な財務体質が生む、景気変動への高い耐性。
  • 材料技術、塑性加工、熱処理など多岐にわたる基盤技術の融合による新製品開発力。

投資家が注目するポイント

  • 12025年FYの営業利益は50.5%増と急回復。HDD市場の回復がDDS事業の利益を押し上げています。
  • 2ROE 11.9%と資本効率が向上傾向にあり、株主還元と成長投資のバランスを重視した経営方針です。
  • 3北米での追加関税負担などの地政学リスクはあるが、EV向けモーターコア部品等の次世代投資が進行中。
  • 4不採算な自動車関連事業の改善と、利益率20%を超えるDDS事業の成長性が今後の株価評価の焦点。

就活生・転職希望者向けポイント

  • 1平均年収791.4万円、平均勤続年数18.5年と、製造業の中でも屈指の安定性と待遇を誇ります。
  • 2初任給が24.6万円と高水準に設定されており、若手層からの積極的な採用・育成に注力しています。
  • 3横浜に本社を置きつつ、グローバルに拠点を持つため、世界を舞台に活躍するチャンスが豊富です。
  • 4独立系のため特定のメーカーに縛られず、幅広い顧客の最先端技術に関わることができます。

事業セグメント別解説2025年3月期

各セグメントの売上高・利益構成と事業特性

懸架ばね

21%

自動車の走行安定性を支えるコイルばねや板ばね、スタビライザなどの衝撃吸収用部品の開発、製造および販売を行う主力事業です。

収益1,691億円営業利益5億円営業利益率0.3%

シート

38%

自動車の内装部品として、安全性、耐久性、快適性を追求したシート本体およびその構成部品、機構部品の提供を行っています。

収益3,039億円営業利益112億円営業利益率3.7%

精密部品

13%

情報通信機器、産業用ロボット、自動車向けに使用される高精度な微細加工部品や線ばね、薄板ばねなどの製造・販売を手掛けています。

収益1,020億円営業利益43億円営業利益率4.2%

DDS

14%

ハードディスクドライブ(HDD)の磁気ヘッドを支える超精密なサスペンション部品の開発、製造を行い、世界市場へ供給しています。

収益1,115億円営業利益267億円営業利益率23.9%

産業機器ほか

14%

機械式立体駐車装置、セキュリティ製品、半導体プロセス部品、化学プラント用部材など、多岐にわたる産業用製品を提供しています。

収益1,152億円営業利益95億円営業利益率8.3%

よくある質問(ニッパツについて)

出典: 有価証券報告書、IR情報、その他公開情報。AI生成コンテンツを含みます。

業績概要

業績推移

業績予想 (2026年度)

売上高予想

8,000億円

営業利益予想

470億円

純利益予想

400億円

決算レポート

1
2026年3月期 第3四半期
#5991#ニッパツ#日本発条#HDDサスペンション

ニッパツ・2026年3月期Q3、営業利益10.9%減の313億円——HDD向け回復も自動車用減産が響く

ニッパツ(日本発条)が12日に発表した2026年3月期第3四半期決算は、売上高が前年同期比 0.6%増 の 5,963億円、営業利益が同 10.9%減 の 313億円 となった。データセンター向け高容量HDD(ハードディスク駆動装置)用部品の需要回復が追い風となった一方、主要顧客である日系自動車メーカーの減産 や、米国による追加関税の先行負担、将来を見据えた設備投資に伴う減価償却費の増加が利益を押し下げた。通期予想は据え置いたものの、自動車関連事業の苦戦を情報通信関連の伸長で補う構図が鮮明となっている。

+0.6%売上-10.9%営業利益-15.7%純利益

AIアナリスト視点

ニッパツの今決算は、まさに「自動車の冬とITの春」が混在する内容となりました。特筆すべきはDDS事業の売上高が 14%増 と、データセンター投資の恩恵を直接的に受けている点です。同社は世界シェアの高いHDD用サスペンションに強みを持ち、AIサーバー向けの需要回復が下支えとなっています。 一方で、利益面での最大の懸念は、米国追加関税の負担(精密部品事業)と、半導体関連への先行投資負担です。これらは「将来のためのコスト」という側面もありますが、足元の自動車減産という本業の不振をカバーしきれていない現状があります。 投資家目線では、自己資本比率58%超 という盤石な財務を背景に、どれだけ早期に自動車関連の不採算を是正し、半導体・HDDという成長分野を利益の柱に育て上げられるかが、今後の株価再評価の鍵となるでしょう。

レポートを読む

財務データ

財務データ

期間収益営業利益純利益総資産前年比
2025
通期
8,017億円522億円482億円6,963億円+4.5%
2024
通期
7,669億円347億円392億円6,903億円+10.6%
2023
通期
6,932億円288億円215億円6,060億円+18.1%
2022
通期
5,869億円214億円320億円5,881億円+2.5%
2021
通期
5,726億円105億円94億円5,608億円

従業員データ

平均年収

791.4万円

業界平均: 815.1万円

初任給

24.6万円

月額 246,220

平均年齢

41.8

平均勤続年数: 18.5

従業員数

5,281

2025年03月時点

給与・待遇

平均年収
791.4万円
初任給(月額)
246,220

社員データ

従業員数
5,281
平均年齢
41.8
平均勤続年数
18.5

出典: 有価証券報告書、決算短信、その他公開情報 (2025年03月)

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