三菱ケミカルグループ株式会社

三菱ケミカルグループ株式会社

4188
化学業界
414Chiyoda, Tokyo2005年設立公式サイト

事業セグメント構成

産業ガス31%
スペシャリティマテリアルズ26%
ベーシックマテリアルズ&ポリマーズ23%
ファーマ11%
MMA&デリバティブズ10%
産業ガス (31%)スペシャリティマテリアルズ (26%)ベーシックマテリアルズ&ポリマーズ (23%)ファーマ (11%)MMA&デリバティブズ (10%)

日本最大級の総合化学メーカー。機能商品、素材、ヘルスケアの3領域を軸に世界展開。高機能フィルムやアクリル樹脂、炭素繊維などの高付加価値製品に強みを持つ。

収益

2025年3月期

4.4兆円

+0.5% 前年比

純利益

2025年3月期

450億円

-62.4% 前年比

ROE (自己資本利益率)

2025年3月期

2.60%

三菱ケミカルグループ株式会社とは — 会社解説

三菱ケミカルグループは、売上高4兆円を超える日本最大級の総合化学メーカーです。2005年の設立以来、機能商品、素材、ヘルスケアの3領域を軸に世界展開を加速してきました。現在は「スペシャリティマテリアルズ」と「産業ガス」を成長の柱に据え、不採算事業であるコークス事業からの撤退や製薬事業の売却など、大規模な事業ポートフォリオの刷新(選択と集中)を断行しています。素材の力で持続可能な社会を実現する「KAITEKI」を掲げ、高機能フィルムや炭素繊維などの高付加価値製品で世界トップクラスのシェアを誇ります。

事業モデル・収益構造

多様な化学技術を基盤に、BtoB向けの素材供給を中心とした多角的な収益構造を持ちます。主力は営業利益率14%超を誇る「産業ガス(大陽日酸)」と、EVや半導体向けの高機能材料を提供する「スペシャリティマテリアルズ」です。原料価格の影響を受けやすい汎用化学品から、市場競争力が高い高付加価値製品へのシフトを進めることで、外部環境に左右されにくい安定した収益基盤の構築を目指しています。

三菱ケミカルの強み・特徴

  • 産業ガス事業において世界トップクラスのシェアと14.3%の高い営業利益率を誇る。
  • EV化やDX化に不可欠な高機能フィルム、アクリル樹脂(MMA)、炭素繊維等の先端技術力。
  • 世界各地に拠点を持ち、売上高の多くを海外で稼ぎ出すグローバルな供給網と顧客基盤。
  • 筑本社長主導による徹底した事業ポートフォリオ改革と、不採算事業からの迅速な撤退断行。

投資家が注目するポイント

  • 1コークス事業撤退や製薬売却に伴う非経常損失を出し切り、コア営業利益の成長を重視する姿勢。
  • 2産業ガス事業の安定的な増益基調が維持されており、グループ全体のキャッシュフローを支えている点。
  • 3MMA市況の低迷という構造的課題に対し、さらなる再編や差別化戦略を打ち出せるかが焦点。
  • 4ROE向上に向けた資本効率の改善と、株主還元方針の具体化による信頼回復への期待。

就活生・転職希望者向けポイント

  • 1平均年収1059.9万円と業界トップクラスの給与水準に加え、19.3年という長い平均勤続年数。
  • 2「化学メーカー」から「スペシャリティ企業」へ変貌する過渡期であり、変革に携わる機会が豊富。
  • 3早期退職の実施など組織の筋肉質化が進む一方で、若手からグローバルな視点で活躍できる環境。
  • 4福利厚生が極めて充実しており、千代田区本社の洗練されたオフィス環境でキャリアを築ける。

事業セグメント別解説2025年3月期

各セグメントの売上高・利益構成と事業特性

スペシャリティマテリアルズ

26%

高度な技術に基づいた高機能ポリマー、複合材料、電子材料など、特定の市場ニーズに対応した差別化された製品を提供しています。

収益1.1兆円営業利益251億円営業利益率2.3%

MMA&デリバティブズ

10%

メタクリル酸メチル(MMA)モノマーおよびその誘導体であるアクリル樹脂を製造し、看板や液晶パネル、自動車部材向けに展開しています。

収益4,021億円営業利益353億円営業利益率8.8%

ベーシックマテリアルズ&ポリマーズ

23%

石油化学原料や、ポリエチレン、ポリプロピレンなどの汎用プラスチックを製造し、産業界に不可欠な基礎素材を安定的に提供しています。

収益9,724億円営業利益-15,570百万円営業利益率-1.6%

ファーマ

11%

新薬の研究開発、製造、販売に特化し、がん、精神神経疾患、免疫疾患など特定の領域において革新的な医薬品を提供しています。

収益4,603億円営業利益654億円営業利益率14.2%

産業ガス

31%

酸素、窒素、アルゴンなどの産業用ガスや医療用ガスを供給し、鉄鋼、化学、電子、医療など幅広い業界の生産活動を支えています。

収益1.3兆円営業利益1,861億円営業利益率14.3%

よくある質問(三菱ケミカルについて)

出典: 有価証券報告書、IR情報、その他公開情報。AI生成コンテンツを含みます。

業績概要

業績推移

業績予想 (2026年度)

売上高予想

3.7兆円

営業利益予想

2,020億円

純利益予想

1,450億円

決算レポート

1
2026年3月期 第3四半期
#三菱ケミカルグループ#4188#事業撤退#下方修正

三菱ケミカルG・2026年3月期Q3、純利益77%増の1,054億円——製薬売却益寄与も、コークス撤退で通期予想を下方修正

三菱ケミカルグループが12日に発表した2026年3月期第3四半期決算は、親会社の所有者に帰属する四半期利益が前年同期比 77.6%増 の 1,054億円 となりました。これは連結子会社であった旧田辺三菱製薬の株式譲渡に伴う利益を 「非継続事業」 として計上したことが主因です。一方で、継続事業の収益性はMMA市況の低迷などで伸び悩み、さらに コークス事業からの撤退決定 に伴う巨額の損失計上を見込むことから、通期の営業利益および純利益の予想を大幅に下方修正しました。

-8.2%売上-22.2%営業利益+77.6%純利益

AIアナリスト視点

今回の決算は、まさに三菱ケミカルGが「膿を出し切り、変革を急ぐ」姿勢が鮮明になった内容といえます。 注目すべきは、過去の象徴的事業であったコークス事業からの撤退と、製薬事業の売却完了という、経営の「選択と集中」が劇的に進んだ点です。額面上の営業利益・純利益の下方修正はショッキングですが、その中身は不採算事業の整理や、筑本学社長が進める組織の筋肉質化(早期退職)に伴う「前向きなコスト」です。投資家は、これらの非経常損失を除いたコア営業利益が着実に伸びているか、そして産業ガスの増益基調が維持されているかに注目すべきでしょう。 懸念点は依然としてMMA事業の低迷です。中国の増産という構造的問題に対し、同社がどのような差別化、あるいはさらなる再編を打ち出すかが、今後の株価と信頼回復の焦点となります。就活生にとっては、古い重厚長大企業のイメージから、高付加価値な素材とガスを軸とした「スペシャリティ企業」へと急速に変貌を遂げている過渡期にあると捉えるのが適切です。

レポートを読む

財務データ

財務データ

期間収益営業利益純利益総資産前年比
2025
通期
4.4兆円1,967億円450億円5.9兆円+0.5%
2024
通期
4.4兆円2,618億円1,196億円6.1兆円-5.3%
2023
通期
4.6兆円1,827億円965億円5.8兆円+16.5%
2022
通期
4.0兆円3,032億円1,772億円5.6兆円+22.1%
2021
通期
3.3兆円475億円5.3兆円

従業員データ

平均年収

1,059.9万円

業界平均: 868万円

平均年齢

47.6

平均勤続年数: 19.3

従業員数

414

給与・待遇

平均年収
1,059.9万円

社員データ

従業員数
414
平均年齢
47.6
平均勤続年数
19.3

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