業界ダイジェスト
株式会社小糸製作所

株式会社小糸製作所

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自動車業界
4,227Tokyo1915年設立公式サイト

事業セグメント構成

日本38%
北米32%
アジア17%
中国6%
欧州4%
その他2%
日本 (38%)北米 (32%)アジア (17%)中国 (6%)欧州 (4%)その他 (2%)

自動車用照明器具で世界トップシェアを誇る。LEDヘッドランプの先駆者として高い技術力を持ち、国内外の主要完成車メーカーへグローバルに製品を供給。

収益

2025年3月期

9,167億円

-3.5% 前年比

純利益

2025年3月期

462億円

+13.1% 前年比

ROE (自己資本利益率)

2025年3月期

7.10%

ROA: 5.30%

株式会社小糸製作所とは — 会社解説

株式会社小糸製作所は、自動車用照明器具(ヘッドランプ等)で世界トップシェアを誇るリーディングカンパニーです。1915年の創業以来、「光」の技術を追求し続け、LEDヘッドランプの量産化に世界で初めて成功するなど、業界のパイオニアとして知られています。現在は、単なる照明の枠を超え、次世代の自動運転に不可欠なLiDAR(ライダー)やセンサー内蔵ランプの開発など、安全・安心を支える「センサーメーカー」への進化を遂げています。グローバル展開も積極的で、国内外の主要完成車メーカーほぼ全てに製品を供給しています。

事業モデル・収益構造

自動車メーカー向けに、ヘッドランプ、リアコンビネーションランプなどの照明システムを設計・製造・販売しています。高付加価値なLED製品や、対向車を眩惑させずに視界を確保するADB(アダプティブ・ドライビング・ビーム)などが収益の源泉です。近年はインドを中心としたアジア市場での成長が著しく、地域ポートフォリオの最適化を進めることで、世界各地の車両生産変動に対応する体制を構築しています。

小糸製作所の強み・特徴

  • 自動車用照明で世界トップクラスのシェアを持ち、主要メーカーとの強力な信頼関係を構築しています。
  • 世界初のLEDヘッドランプ開発を実現した、光学・電子・機構設計における卓越した技術力を持っています。
  • インド市場での圧倒的な強さと、中国ローカルOEMへの食い込みによる高いグローバル成長性があります。
  • 自己資本比率が高く、無借金経営を基本とする極めて健全な財務基盤を有しています。

投資家が注目するポイント

  • 12026年3月期はインド市場の急成長と合理化施策により、本業の儲けを示す営業利益が2桁成長を記録しています。
  • 2不採算の英国子会社を売却し、大規模な自社株買いを実施するなど、資本効率重視の「攻めの経営」へ転換しています。
  • 3自動運転関連のキーデバイスであるLiDARの開発・事業化を推進しており、中長期的な成長期待が高い分野です。
  • 4安定的な配当維持に加え、株主還元への意識が高まっており、投資家からの評価が向上しています。

就活生・転職希望者向けポイント

  • 1平均勤続年数は20.4年と非常に長く、腰を据えて技術を磨ける安定した職場環境が最大の特徴です。
  • 2「世界のKOITO」として、若いうちから海外拠点の立ち上げやグローバルプロジェクトに携わるチャンスが豊富です。
  • 3光学、電子、AI、ソフトウェアなど幅広い分野のエンジニアが活躍しており、最先端の「光」の技術を追求できます。
  • 4平均年収は約654.2万円。堅実な社風でありながら、次世代技術への投資には積極的な文化があります。

事業セグメント別解説2025年3月期

各セグメントの売上高・利益構成と事業特性

日本

38%

国内における完成車の製造、販売、および研究開発活動を統括し、日本市場のニーズに応じた製品とサービスの提供を担当します。

収益3,516億円営業利益227億円営業利益率6.4%

北米

32%

米国、カナダ、メキシコを含む北米全域での車両生産、地域販売、および現地での金融サービス提供を統合的に行うセグメントです。

収益2,972億円営業利益38億円営業利益率1.3%

中国

6%

中国全域におけるゲームのライセンス供与や、現地運営パートナーとの連携を通じたデジタルコンテンツの展開を担うセグメントです。

収益583億円営業利益11億円営業利益率1.9%

アジア

17%

中国やASEAN諸国を含むアジア地域において、現地の需要に即した車両の生産・販売、および地域密着型の事業展開を推進します。

収益1,555億円営業利益169億円営業利益率10.9%

欧州

4%

欧州各国での車両販売や輸入、現地生産拠点を通じた製品供給、および現地の環境規制に合わせたブランド展開を担う事業単位です。

収益362億円営業利益-792百万円営業利益率-2.2%

その他

2%

報告セグメントに属さない、情報システム開発、不動産、新規ビジネスなど、多岐にわたる付随的な業務を包括しています。

収益179億円営業利益15億円営業利益率8.4%

よくある質問(小糸製作所について)

出典: 有価証券報告書、IR情報、その他公開情報。AI生成コンテンツを含みます。

業績概要

業績推移

業績予想 (2026年度)

売上高予想

8,680億円

営業利益予想

370億円

純利益予想

220億円

決算レポート

2
2026年3月期 通期
#小糸製作所#自動車部品#減損損失#自社株買い

小糸製作所・2026年3月期通期、営業利益14.6%増の514億円——LiDAR減損で純利益は6割減も、自社株買い477億円で還元強化

自動車用照明の世界最大手、株式会社小糸製作所が発表した2026年3月期連結決算は、売上高が前期比3.4%増の9,476億円、営業利益が同14.6%増の514億円と増収増益を確保しました。一方で、次世代技術である<u>LiDAR(光による検知と範囲測定)事業や中国事業に関連する特別損失(減損損失)</u>を計上した(前期比-64.2%)ことで、親会社株主に帰属する当期純利益は165億円に留まりました。本決算では、将来の成長に向けた不採算事業の整理を進める一方、477億円に及ぶ大規模な自社株買いを実施するなど、資本効率の向上と株主還元への強い姿勢が鮮明となりました。

+3.4%売上+14.6%営業利益-64.2%純利益

AIアナリスト視点

今回の決算は、まさに「膿を出し切り、筋肉質に生まれ変わる」ための過渡期を象徴する内容です。表面上の純利益は減損で大きく沈みましたが、投資家が注目すべきは営業利益の伸長とキャッシュフローの質、そして資本政策の劇的な変化です。 - 強み: インドを中心としたアジアでの成長が、中国の不振を完全にカバーし始めています。また、英国子会社の譲渡や中国での固定費削減など、意思決定の速さが利益率改善に直結しています。 - 注目ポイント: かつて「現金を溜め込みすぎている」と批判されることもあった同社が、477億円もの自社株買いに踏み切ったことは、PBR(株価純資産倍率)改善を意識したガバナンスの変化を感じさせます。 - 懸念点: LiDAR事業の減損は、次世代技術への投資の難しさを示しています。今後は「何でも自前」ではなく、パートナーシップを含めた効率的なR&Dが重要になるでしょう。

レポートを読む

財務データ

財務データ

期間収益営業利益純利益総資産前年比
2025
通期
9,167億円449億円462億円8,900億円-3.5%
2024
通期
9,503億円560億円409億円9,656億円+9.9%
2023
通期
8,647億円468億円297億円9,059億円+13.7%
2022
通期
7,607億円534億円383億円8,552億円+7.7%
2021
通期
7,064億円567億円376億円7,822億円

従業員データ

平均年収

654.2万円

業界平均: 792.1万円

初任給

23.8万円

月額 238,000

平均年齢

43.1

平均勤続年数: 20.4

従業員数

4,227

2025年03月時点

給与・待遇

平均年収
654.2万円
初任給(月額)
238,000

社員データ

従業員数
4,227
平均年齢
43.1
平均勤続年数
20.4

出典: 有価証券報告書、決算短信、その他公開情報 (2025年03月)

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