大同特殊鋼株式会社

大同特殊鋼株式会社

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鉄鋼業界
3,347Nagoya, Aichi1916年設立公式サイト

事業セグメント構成

特殊鋼鋼材37%
機能材料・磁性材料35%
自動車部品・産業機械部品20%
流通・サービス5%
エンジニアリング4%
特殊鋼鋼材 (37%)機能材料・磁性材料 (35%)自動車部品・産業機械部品 (20%)流通・サービス (5%)エンジニアリング (4%)

世界最大級の特殊鋼専業メーカー。自動車や航空機、エネルギー分野向けに高機能な特殊鋼を供給。高度な製鋼・加工技術でグローバルなシェアを誇る。

収益

2025年3月期

5,749億円

-0.6% 前年比

純利益

2025年3月期

283億円

-7.3% 前年比

ROE (自己資本利益率)

2025年3月期

6.70%

大同特殊鋼株式会社とは — 会社解説

大同特殊鋼株式会社は、1916年創業の名古屋に本社を置く世界最大級の特殊鋼専業メーカーです。自動車、航空機、エネルギー、産業機械など、現代社会の基盤を支える重要産業に高機能な特殊鋼を供給しています。高度な製鋼・加工技術を武器に、特定の鋼種で世界トップクラスのシェアを誇ります。近年は、自動車生産の停滞という外部環境の変化に対応するため、「高合金プロセス改革」などの大規模な構造改革を断行し、より収益性の高い事業ポートフォリオへの転換を加速させています。

事業モデル・収益構造

主力である特殊鋼鋼材の販売に加え、磁性材料や自動車・産業機械用パーツ、溶解設備などのエンジニアリング事業まで多角的に展開しています。高度な技術を要する高機能材ほど利益率が高く、特にエンジニアリングや流通・サービス部門では10%前後の高い営業利益率を確保し、素材製造と高付加価値サービスの両面から収益を上げています。

大同特殊鋼の強み・特徴

  • 世界最大級の特殊鋼生産能力と、航空・宇宙分野にも対応できる高度な品質管理体制を保持しています。
  • 「重希土類フリー磁石」など、環境負荷低減と地政学リスク対応を両立させた独自の技術開発力があります。
  • エンジニアリング部門を自社で抱え、製鋼設備の設計から保守までワンストップで提供できる技術的相乗効果が強みです。

投資家が注目するポイント

  • 12025年度の営業利益率は6.85%ですが、直近の四半期では構造改革を進めつつ7.2%まで改善傾向にあります。
  • 2高合金プロセスの生産改革に伴う27億円の一時費用を計上しており、中長期的なコスト競争力強化を優先する姿勢が鮮明です。
  • 3業績の下方修正局面においても、増配や自社株買いを継続するなど、株主還元への強い意志と将来のキャッシュフローへの自信を示しています。

就活生・転職希望者向けポイント

  • 1平均年収は811.3万円と業界内でも高水準であり、平均勤続年数は17.8年と定着率が非常に高い安定した職場環境です。
  • 2初任給は257,000円に設定されており、老舗メーカーながら若手の確保と育成に力を入れています。
  • 3100年以上の歴史を持ちながら、AIや脱炭素、地政学リスク対応など、変化の激しい先端分野に挑戦できるキャリアパスが魅力です。

事業セグメント別解説2025年3月期

各セグメントの売上高・利益構成と事業特性

特殊鋼鋼材

37%

自動車のエンジン部品や産業機械に使用される特殊鋼の製造・販売を行う事業です。耐摩耗性や強度に優れた高機能な鋼材を提供し、最終製品の高性能化と長寿命化を実現しています。

収益2,102億円営業利益121億円営業利益率5.8%

構造用鋼においては、中国などにおける日系自動車販売不振の影響で需要が減少したこと、また産業機械関連の需要も低調であったことにより数量が減少しました。また、工具鋼に関しても自動車関連の需要低迷を受け数量は減少しました。この結果、当セグメントは前期比で減収減益となりました。

機能材料・磁性材料

35%

モーター用電磁鋼板や電子部品向け材料など、特定の物理特性を持つ材料を製造する事業です。電動化社会の進展に伴い、エネルギー効率の向上に寄与する高付加価値材料を供給しています。

収益2,009億円営業利益110億円営業利益率5.5%

ステンレス鋼は、産業機械関連の需要回復に一部足踏みの動きがみられますが、データセンター用のHDD(ハードディスクドライブ) 向け需要が上期に増加したこともあり、数量は増加しました。高合金は電機・電子関連の需要が回復したことにより、数量が増加しました。磁石製品は産業機械関連などの需要減少に加え中国磁石子会社清算により、売上収益は減少しました。チタン製品は、医療関連など足元で一部在庫調整はあるものの原料市況や円安の影響もあり、売上収益は増加しました。この結果、当セグメントの売上収益はニッケル市況が弱含んで推移したことなどにより前期比で減収となりましたが、営業利益は前期比で増益となりました。

自動車部品・産業機械部品

20%

鋼材加工技術を活かし、クランクシャフトや減速機用部品などの重要コンポーネントを製造する事業です。輸送機器や建設機械の性能を左右する高強度・精密な部品をグローバルに提供しています。

収益1,130億円営業利益113億円営業利益率10.0%

エンジンバルブ部品は北米などにおける需要増加を受け、売上収益は増加しました。精密鋳造品はターボ関連の需要が増加しました。型鍛造品は自動車およびトラック関連の需要減少などにより、数量は減少しました。自由鍛造品は、航空機関連および重電関連の需要が堅調に推移したことに加え、掘削関連の製造認定取得が進んだことで受注が増加し、売上収益は増加しました。この結果、当セグメントの売上収益は前期比で増収、営業利益は大幅な増益となりました。

エンジニアリング

4%

製鉄プラント建設で培った技術を応用し、環境・エネルギー施設や都市インフラの整備、廃棄物処理施設の運営を行う。社会課題の解決に向けた高度なエンジニアリング力を提供する。

収益241億円営業利益22億円営業利益率9.1%

鉄鋼用溶解設備の売上が増加したことなどにより、当セグメントは前期比で増収増益となりました。

流通・サービス

5%

鋼材の卸売り、加工、物流、および関連するメンテナンスを提供する事業です。顧客のニーズに合わせたきめ細やかな加工機能と、効率的なデリバリー体制によってサプライチェーンを支えています。

収益268億円営業利益28億円営業利益率10.3%

よくある質問(大同特殊鋼について)

出典: 有価証券報告書、IR情報、その他公開情報。AI生成コンテンツを含みます。

業績概要

業績推移

業績予想 (2026年度)

売上高予想

2,750億円

営業利益予想

125億円

純利益予想

80億円

2026年3月期の連結業績予想につきましては、現時点で通期の合理的な業績予想が困難であるため、第2四半期(累計)の業績予想のみを記載しております。今後、連結業績予想の合理的な算定が可能となった時点で速やかに開示いたします。

決算レポート

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2026年3月期 第3四半期
#大同特殊鋼#特殊鋼#決算短信#減益

大同特殊鋼・2026年3月期Q3、営業利益8.5%減の311億円——自動車向け需要低迷と構造改革の一時費用が重石に

大同特殊鋼が発表した2026年3月期第3四半期累計(4〜12月)の連結決算は、売上収益が前年同期比 0.9%減 の 4,302億3,000万円、営業利益が同 8.5%減 の 311億9,000万円 となりました。主力の自動車関連での受注減少に加え、高合金プロセスの生産改革に伴う 一時費用27億円の計上 が利益を押し下げました。一方で、磁石製品や溶解設備などの成長分野は堅調を維持しており、厳しい外部環境下での構造改革が進展しています。

-0.9%売上-8.5%営業利益-6.1%純利益

AIアナリスト視点

大同特殊鋼の今回の決算は、自動車生産の停滞という外部要因に翻弄されつつも、将来の収益基盤を固めるための「産みの苦しみ」の時期にあると評価できます。 - 注目すべきは、一時費用を厭わずに進めている「高合金プロセス改革」です。特殊鋼業界は供給構造の変化に直面しており、生産効率の向上は中長期的な競争力を左右します。 - また、エンジニアリング部門の好調や、重希土類フリー磁石のような「環境・地政学リスク対応型」の製品が成長している点は、自動車向け鋼材に依存しない収益ポートフォリオの構築が進んでいる証左です。 - 業績予想の下方修正はネガティブですが、増配と自社株買いの継続は、経営陣が将来のキャッシュフロー創出力に自信を持っていることの表れとも読み取れます。就活生にとっては、安定した基盤を持ちつつも、変化に果敢に挑む老舗メーカーの姿が見える決算内容と言えるでしょう。

レポートを読む

財務データ

財務データ

期間収益営業利益純利益総資産前年比
2025
通期
5,749億円394億円283億円7,830億円-0.6%
2024
通期
5,786億円423億円306億円7,887億円-0.1%
2023
通期
5,790億円500億円363億円7,724億円+9.3%
2022
通期
5,297億円370億円269億円7,282億円+28.3%
2021
通期
4,127億円101億円45億円6,655億円

従業員データ

平均年収

811.3万円

業界平均: 905.1万円

初任給

25.7万円

月額 257,000

平均年齢

40.1

平均勤続年数: 17.8

従業員数

3,347

2025年03月時点

給与・待遇

平均年収
811.3万円
初任給(月額)
257,000

社員データ

従業員数
3,347
平均年齢
40.1
平均勤続年数
17.8

出典: 有価証券報告書、決算短信、その他公開情報 (2025年03月)

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