ブラザー工業株式会社

ブラザー工業株式会社

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電機業界
3,903Nagoya, Aichi1934年設立公式サイト

事業セグメント構成

プリンティング・アンド・ソリューションズ63%
ドミノ14%
マシナリー10%
パーソナル・アンド・ホーム7%
ネットワーク・アンド・コンテンツ4%
ニッセイ2%
プリンティング・アンド・ソリューションズ (63%)ドミノ (14%)マシナリー (10%)パーソナル・アンド・ホーム (7%)ネットワーク・アンド・コンテンツ (4%)ニッセイ (2%)

プリンターや複合機を主力とする電機メーカー。ミシン製造で培った精密技術を基盤に、産業用機械や通信機器などグローバルに事業を展開。

収益

2025年3月期

8,766億円

+6.5% 前年比

純利益

2025年3月期

548億円

+73.1% 前年比

ROE (自己資本利益率)

2025年3月期

8.06%

ブラザー工業株式会社とは — 会社解説

ブラザー工業株式会社は、名古屋に本拠を置く世界的な電機メーカーです。ミシンの修理から始まった歴史を持ち、その精密技術を応用してプリンターや複合機(P&S事業)でグローバルな地位を築きました。現在は、売上の約6割を占めるプリンティング事業を主軸としつつ、工作機械(マシナリー事業)や産業用インクジェット、コーディング機器(ドミノ事業)など、B2B領域へのポートフォリオ転換を強力に推し進めています。伝統的な「At your side.」の精神を掲げつつ、M&Aを駆使して成長を模索する攻めの姿勢が特徴です。

事業モデル・収益構造

主力はSOHO・家庭用プリンターの本体販売とインク等の消耗品による収益ですが、現在はマシニングセンタ等の産業機器や、MUTOH買収による産業用大判プリンターなど、産業用領域での収益拡大を図っています。海外売上比率が極めて高く、為替変動の影響を受けやすいものの、世界中に分散した販売網が収益を下支えしています。

ブラザーの強み・特徴

  • プリンター・複合機における世界トップクラスのブランド力と、グローバルな販売・サービス網
  • ミシン製造で培った精密加工技術と、自社開発のインクジェットヘッド技術による高い製品競争力
  • 自己資本比率75%超、現金同等物を豊富に保有する極めて強固な財務体質とM&A実行力
  • 中国・アジアを中心とした設備投資需要を的確に捉える工作機械事業の機動力

投資家が注目するポイント

  • 12025年度は売上高6.5%増、純利益73.1%増と大幅な増益を達成。円安効果も利益を押し上げている。
  • 2MUTOHホールディングスへのTOBを発表し、手薄だった産業用大判インクジェット領域を補完。シナジー創出に期待。
  • 3P&S事業(プリンター)の販促費増を、成長著しいマシナリー事業(工作機械)がカバーする良好な事業バランス。
  • 4米国関税リスク等の地政学リスクはあるものの、強固な財務背景をもとにした積極的な株主還元が継続中。

就活生・転職希望者向けポイント

  • 1平均年収803.8万円と高水準で、名古屋を代表する優良企業として抜群の安定性と待遇を誇る。
  • 2海外売上比率が高いため、若手からグローバルな舞台で活躍するチャンスが多く、英語力を活かせる環境。
  • 3「独立不羈」の精神が根付いており、新しい事業や技術への挑戦を推奨する自由度の高い社風。
  • 4初任給26.2万円、福利厚生も充実しており、ワークライフバランスを重視しながら専門性を高められる。

事業セグメント別解説2025年3月期

各セグメントの売上高・利益構成と事業特性

プリンティング・アンド・ソリューションズ

63%

プリンターや複合機、ラベルプリンター等の情報通信機器を製造・販売し、オフィスや家庭に印刷ソリューションを提供しています。

収益5,448億円営業利益610億円営業利益率11.2%

マシナリー

10%

産業用ミシンや工作機械、ガーメントプリンターなどを手掛け、製造現場の自動化や効率化を支援する製品を提供しています。

収益852億円営業利益9億円営業利益率1.0%

ドミノ

14%

産業用印字機器(コーディング・マーキング)やデジタル印刷機の開発・販売を行い、包装への印字やラベル印刷に対応しています。

収益1,194億円営業利益54億円営業利益率4.6%

ニッセイ

2%

減速機や歯車などの動力伝達部品を製造・販売しており、産業用ロボットやコンベアなどの駆動部を支える事業を展開しています。

収益200億円営業利益5億円営業利益率2.4%

パーソナル・アンド・ホーム

7%

家庭用ミシンやカッティングマシンなどを提供し、手芸やホビーを楽しむ個人顧客のクリエイティブな活動をサポートしています。

収益572億円営業利益73億円営業利益率12.8%

ネットワーク・アンド・コンテンツ

4%

通信カラオケ「JOYSOUND」の運営や楽曲配信、モバイルコンテンツの提供など、エンターテインメント関連のサービスを展開しています。

収益388億円営業利益19億円営業利益率5.0%

よくある質問(ブラザーについて)

出典: 有価証券報告書、IR情報、その他公開情報。AI生成コンテンツを含みます。

業績概要

業績推移

業績予想 (2026年度)

売上高予想

8,750億円

営業利益予想

730億円

純利益予想

550億円

決算レポート

1
2026年3月期 第3四半期
#ブラザー工業#増収増益#上方修正#マシナリー事業

ブラザー工業・2026年3月期Q3、売上収益3.6%増の6,610億円——マシナリー事業が牽引、MUTOHへのTOBも発表

ブラザー工業が2026年2月6日に発表した2026年3月期第3四半期連結決算(IFRS)は、売上収益が前年同期比 3.6%増 の 6,610億1,200万円 となりました。主力のプリンティング事業で販促費がかさみ 事業セグメント利益は5.8%減 となりましたが、中国・アジアでの設備投資需要を取り込んだマシナリー事業が大幅増益となり、全体の業績を下支えしました。同社は為替の円安推移などを踏まえ、通期の売上収益と純利益の予想を上方修正したほか、産業用プリンター事業の強化を目的とした MUTOHホールディングスへのTOB(株式公開買付け) もあわせて発表しました。

+3.6%売上+0.5%営業利益+3.0%純利益

AIアナリスト視点

今回の決算で最も注目すべきは、ブラザー工業の「脱・家庭用・オフィス用」に向けた攻めの姿勢です。主力のP&S事業が販促費の増加で利益を落とす中、マシナリー事業が圧倒的な利益成長を見せ、事業ポートフォリオの転換が着実に進んでいることを証明しました。 MUTOHホールディングスへのTOBは、これまで手薄だった「大判インクジェット」というミッシングピースを埋める戦略的な一手です。単なる規模拡大ではなく、自社のヘッド技術とMUTOHの筐体・システムを組み合わせることで、高付加価値な産業用領域へシフトしようとする強い意志が感じられます。 一方で、米国関税リスクへの言及は就活生や投資家にとって無視できないポイントです。為替の円安効果で利益が「下駄を履いている」側面もあり、真の収益力はTOB後のシナジーが発現する来期以降に試されることになりそうです。財務基盤は極めて強固(自己資本比率75%超)であるため、今後も積極的なM&Aや還元が期待できる銘柄と言えます。

レポートを読む

財務データ

財務データ

期間収益営業利益純利益総資産前年比
2025
通期
8,766億円699億円548億円9,327億円+6.5%
2024
通期
8,229億円498億円316億円8,961億円+0.9%
2023
通期
8,153億円554億円391億円8,505億円+14.7%
2022
通期
7,109億円855億円610億円8,111億円+12.5%
2021
通期
6,318億円427億円245億円7,439億円

従業員データ

平均年収

803.8万円

業界平均: 876.5万円

初任給

26.2万円

月額 262,400

平均年齢

43.6

平均勤続年数: 14.2

従業員数

3,903

2025年03月時点

給与・待遇

平均年収
803.8万円
初任給(月額)
262,400

社員データ

従業員数
3,903
平均年齢
43.6
平均勤続年数
14.2

出典: 有価証券報告書、決算短信、その他公開情報 (2025年03月)

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