業界ダイジェスト
大和工業株式会社

大和工業株式会社

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鉄鋼業界
106Himeji, Hyogo1944年設立公式サイト

事業セグメント構成

鉄鋼事業(タイ)42%
鉄鋼事業(日本)36%
鉄鋼事業(インドネシア)17%
軌道用品事業5%
鉄鋼事業(タイ) (42%)鉄鋼事業(日本) (36%)鉄鋼事業(インドネシア) (17%)軌道用品事業 (5%)

電炉によるH形鋼製造の国内大手。米国やアジア等の海外拠点が高い収益性を支える。鉄スクラップの再資源化を通じた循環型社会の形成に貢献。

収益

2025年3月期

1,683億円

+2.9% 前年比

純利益

2025年3月期

318億円

-54.5% 前年比

ROE (自己資本利益率)

2025年3月期

5.89%

大和工業株式会社とは — 会社解説

兵庫県姫路市に本拠を置く大和工業株式会社は、日本を代表するグローバル電炉メーカーです。その最大の特徴は、国内事業以上に海外、特に米国での圧倒的な収益力にあります。世界最大の鉄鋼メーカーの一つである米国ニューコア社との合弁事業(ニューコア・ヤマト・スチール)が驚異的な利益を生み出しており、実態は「鉄鋼メーカーでありながら、超優良な投資会社」に近い側面を持ちます。自己資本比率84.1%という驚異的な財務基盤を背景に、米国のインフラ需要を確実に取り込み、業界トップレベルの還元と年収を実現しているエクセレントカンパニーです。

事業モデル・収益構造

日本、タイ、インドネシア等での直接的な鉄鋼製造・販売に加え、米国等での持分法適用関連会社からの投資利益(持分法投資利益)が最大の収益源となっています。特に米国の合弁事業は、現地の堅調なインフラ需要と高い製造効率を武器に、連結純利益の大半を稼ぎ出す構造となっており、グローバルな利益ポートフォリオを構築しています。

大和工業の強み・特徴

  • 米国ニューコア社との強固な提携関係による、海外での圧倒的な稼ぐ力
  • 自己資本比率84.1%という、製造業としては異例のキャッシュリッチな財務
  • 国内・ASEAN・米国に分散された地理的ポートフォリオによるリスク分散
  • 軌道用品(鉄道用分岐器)など、ニッチで利益率の高い周辺事業の保有

投資家が注目するポイント

  • 1米国のAIデータセンター建設やインフラ投資拡大による、中長期的な利益成長
  • 2連結純利益の大幅な上方修正(530億円想定)に見られる、外貨獲得能力の高さ
  • 3圧倒的な手元資金を背景とした、配当性向の引き上げや自社株買いへの期待
  • 4営業利益だけでなく「経常利益」の規模を注視すべき独特の収益構造

就活生・転職希望者向けポイント

  • 1平均年収952.8万円という、全国の製造業でもトップクラスの給与水準
  • 2従業員わずか106人で数千億のビジネスを動かす、少数精鋭のプロフェッショナル集団
  • 3姫路から世界を相手にビジネスを行う、真のグローバルキャリアの機会
  • 4定着率の高さと、圧倒的な財務の安定性に裏打ちされた福利厚生・雇用継続性

事業セグメント別解説2025年3月期

各セグメントの売上高・利益構成と事業特性

鉄鋼事業(日本)

36%

日本国内において、高炉や電炉を用いた鋼材の製造・販売を行う事業です。主に建設、自動車、造船向けに高品質な厚板、薄板、条鋼などを供給し、国内産業の基盤を支えています。

収益595億円営業利益60億円営業利益率10.0%

鉄鋼事業(タイ)

42%

タイを拠点として、現地自動車メーカーや家電業界向けに鋼材の製造・加工および販売を行う事業です。東南アジアにおける主要な供給体制を構築し、現地の旺盛な需要に対応しています。

収益691億円営業利益53億円営業利益率7.7%

鉄鋼事業(インドネシア)

17%

インドネシア国内で冷延鋼板などの鋼材を製造・販売する事業です。現地のインフラ開発や自動車生産の拡大に伴う鋼材需要に対応し、地域経済の発展と安定供給に貢献しています。

収益280億円営業利益38億円営業利益率13.5%

軌道用品事業

5%

鉄道向けのレール、分岐器、継目板などの軌道用品を製造・販売する事業です。交通インフラの安全性と安定輸送を支えるため、高度な鍛造・加工技術を用いた高信頼性製品を提供しています。

収益87億円営業利益14億円営業利益率16.4%

よくある質問(大和工業について)

出典: 有価証券報告書、IR情報、その他公開情報。AI生成コンテンツを含みます。

業績概要

業績推移

業績予想 (2026年度)

売上高予想

1,640億円

営業利益予想

60億円

純利益予想

400億円

決算レポート

2
2026年3月期 通期
#大和工業#大幅増益#米国事業#データセンター需要

大和工業・2026年3月期、純利益96%増の623億円——米州事業が牽引、中東撤退とタイ連結強化で構造改革加速

電炉大手の大和工業が発表した2026年3月期連結決算は、親会社株主に帰属する当期純利益が前年比96.0%増の623億円と大幅な増益を記録した。国内やタイでの営業利益は原材料価格の高騰で苦戦したものの、持分法適用会社である米国のニューコア・ヤマト・スチールがデータセンター向けの堅調な需要を背景に利益を大きく押し上げた。また、長年の課題であった中東事業からの完全撤退を完了させ、不採算部門の整理と成長市場への集中という戦略的な舵取りを明確にしている。

-4.7%売上-60.9%営業利益+96.0%純利益

AIアナリスト視点

大和工業の2026年3月期決算は、実質的に「米国一本足打法」とも言える構図がより鮮明になりました。営業利益(国内+タイの一部)が大きく沈む中で、持分法の米国事業が巨額の利益を叩き出す特殊な収益構造です。 注目すべきは経営の「選択と集中」のスピード感です。 - 赤字が続いていた中東事業(サウジスルブ等)からの完全撤退を完了。 - 成長の柱であるタイ(SYS)の出資比率を70%に引き上げ、ガバナンスを強化。 - 強固な財務(自己資本比率85%超)を背景とした年間400円の安定配当。 今後は、国内事業の設備更新によるコスト競争力強化と、米国でのAI/データセンター関連需要をいかに取り込み続けられるかが焦点となります。営業利益と経常利益の乖離が大きいため、投資家は表面的な営業利益だけでなく、持分法投資損益を含めた実質的な稼ぐ力を見極める必要があります。

レポートを読む

財務データ

財務データ

期間収益営業利益純利益総資産前年比
2025
通期
1,683億円115億円318億円6,575億円+2.9%
2024
通期
1,635億円173億円700億円6,088億円-9.4%
2023
通期
1,804億円168億円653億円5,150億円+20.3%
2022
通期
1,500億円133億円399億円4,149億円+10.3%
2021
通期
1,360億円100億円50億円3,598億円

従業員データ

平均年収

952.8万円

業界平均: 905.1万円

初任給

27.5万円

月額 274,900

平均年齢

39.1

平均勤続年数: 8.9

従業員数

106

2025年03月時点

給与・待遇

平均年収
952.8万円
初任給(月額)
274,900

社員データ

従業員数
106
平均年齢
39.1
平均勤続年数
8.9

出典: 有価証券報告書、決算短信、その他公開情報 (2025年03月)

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