業界ダイジェスト
東洋水産株式会社

東洋水産株式会社

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食品・飲料業界
2,189Minato, Tokyo1953年設立公式サイト

事業セグメント構成

海外即席麺事業49%
国内即席麺事業22%
低温食品事業13%
水産食品事業6%
冷蔵事業5%
加工食品事業5%
海外即席麺事業 (49%)国内即席麺事業 (22%)低温食品事業 (13%)水産食品事業 (6%)冷蔵事業 (5%)加工食品事業 (5%)

「マルちゃん」ブランドで知られる総合食品メーカー。即席麺で国内上位、北米では圧倒的なシェアを誇る。水産、低温、冷蔵事業など多角的な経営が強み。

収益

2025年3月期

5,076億円

+3.8% 前年比

純利益

2025年3月期

629億円

+13.0% 前年比

ROE (自己資本利益率)

2025年3月期

13.30%

東洋水産株式会社とは — 会社解説

東洋水産は「マルちゃん」ブランドで知られる総合食品メーカーです。1953年の水産物卸売から始まり、現在では即席麺、低温食品、水産、冷蔵倉庫など多角的な経営を行っています。特に即席麺事業では国内第2位のシェアを誇るだけでなく、北米市場で圧倒的なシェア(約7割)を握るグローバルリーダーです。メキシコでは「マルちゃん」が即席麺の代名詞になるほど浸透しており、海外での高い収益力を背景に、日本の食品業界屈指の利益率を誇る優良企業として知られています。

事業モデル・収益構造

利益の約7割を「海外即席麺事業」が稼ぎ出す構造です。特に米国・メキシコにおける圧倒的なシェアを背景に、23.7%という非常に高い営業利益率を実現しています。国内ではカップ麺や袋麺に加え、焼そばなどの低温食品(チルド)でも強みを持ち、さらに水産事業や冷蔵倉庫事業といった物流・原料サイドの事業が、食品製造のコスト競争力と安定性を支えるユニークなポートフォリオを形成しています。

東洋水産の強み・特徴

  • 米国・メキシコ市場における圧倒的なシェアと、生活インフラ化している強力なブランド力
  • 食品業界平均(約5%)を大きく上回る、連結営業利益率14%〜16%という驚異的な収益性
  • 水産物調達から製造、冷蔵保管までを一貫して手がけることで実現している強固なサプライチェーン
  • 「チルド焼そば」など、国内の特定カテゴリーにおける不動のトップシェア商品群

投資家が注目するポイント

  • 1海外事業の利益成長を背景に、ROE 13.3%という日本の食品大手の中では極めて高い資本効率
  • 2235億円規模の自社株買いを実施するなど、近年は資本効率の向上と株主還元に非常に積極的
  • 3円安局面では海外利益の円建て評価が膨らむほか、インフレ下でも海外での価格改定が浸透しやすい強み
  • 4原材料費(小麦・米)やエネルギーコストの上昇を、海外の成長と価格転嫁で補う二段構えの収益構造

就活生・転職希望者向けポイント

  • 1平均年収698.2万円、平均勤続年数16.5年と、安定した処遇と腰を据えて働ける環境が魅力
  • 2米国・メキシコ市場を牽引するグローバルな活躍の場があり、海外志向の人材にも適した環境
  • 3「誠意」と「創意」を重視する堅実な社風。派手さはないが、現場の実行力と製品力を大切にする文化
  • 4水産、物流、食品製造など事業領域が広いため、社内で多様なビジネス経験を積むことが可能

事業セグメント別解説2025年3月期

各セグメントの売上高・利益構成と事業特性

水産食品事業

6%

世界中からの水産資源の調達、魚肉練り製品や冷凍水産食品の製造、および国内外の市場に向けた販売活動を一貫して手掛ける事業領域です。

収益303億円営業利益9億円営業利益率2.8%

海外即席麺事業

49%

世界各国の現地消費者の嗜好に合わせた即席カップ麺や袋麺の製造販売を行い、グローバルブランドの確立と新市場の創出を加速させています。

収益2,293億円営業利益544億円営業利益率23.7%

国内即席麺事業

22%

日本国内で「カップヌードル」に代表される即席麺の製造・販売を担い、製品の技術革新やマーケティング活動を通じて市場をリードしています。

収益1,030億円営業利益98億円営業利益率9.5%

低温食品事業

13%

チルド(冷蔵)温度帯での管理が必要な惣菜、デザート、日配品などの製造および販売を行い、鮮度と利便性を両立した食品を提供しています。

収益598億円営業利益80億円営業利益率13.4%

加工食品事業

5%

冷凍食品、缶詰、パスタ、農産加工品など、調理の手間を省く付加価値の高い食品の製造・販売を通じて、家事負担の軽減と美味しさを提供します。

収益222億円営業利益27百万円営業利益率0.1%

冷蔵事業

5%

全国に展開する冷凍・冷蔵倉庫のネットワークを活用した保管サービスや、高度な温度管理技術による食品物流ソリューションを提供しています。

収益254億円営業利益23億円営業利益率9.0%

よくある質問(東洋水産について)

出典: 有価証券報告書、IR情報、その他公開情報。AI生成コンテンツを含みます。

業績概要

業績推移

業績予想 (2026年度)

売上高予想

5,450億円

営業利益予想

760億円

純利益予想

620億円

決算レポート

2
2026年3月期 通期
#東洋水産#2875#増収増益#過去最高益

東洋水産・2026年3月期通期、売上高5366億円で過去最高——米国・メキシコの価格改定が奏功し営業利益12%増、大規模な自社株買いも発表

東洋水産が15日に発表した2026年3月期の連結決算は、売上高が前期比 4.8%増 の 5,366億円 となり、過去最高を更新しました。北米市場での価格改定と節約志向を背景にした需要拡大が利益を牽引し、営業利益は 12.1%増 の 857億円 に達しました。好調な業績を背景に、同社は配当予想を 20円増額 し、さらに発行済株式の3.08%にあたる 275億円 の自社株買いを決定するなど、積極的な株主還元姿勢を鮮明にしています。

+4.8%売上+12.1%営業利益+9.9%純利益

AIアナリスト視点

東洋水産の決算は、まさに「北米ドリーム」を体現した内容と言えます。国内市場が成熟する中で、米国とメキシコでの圧倒的なシェアとブランド力が、価格転嫁を可能にし、二桁の利益成長を支えています。 特に注目すべきは資本政策の転換です。これまで保守的な財務体質(高い自己資本比率)で知られていた同社が、年間220円の配当に加え、275億円という大規模な自社株買いに踏み切った点は、東証のPBR改善要請などを背景にした「資本効率重視」への明確なシフトを感じさせます。 次期予想が減益となっている点は一見ネガティブですが、想定為替レート(150円)の保守性や、将来を見据えた生産・物流への投資費用を前倒しで計上している側面が強く、北米での需要が腰折れしない限り、上方修正の余地を残した計画と見てよいでしょう。就活生にとっても、国内の安定感と海外の成長性を併せ持つ「グローバル食品メーカー」としての魅力が一段と高まった決算と言えます。

レポートを読む

財務データ

財務データ

期間収益営業利益純利益総資産前年比
2025
通期
5,076億円755億円629億円5,950億円+3.8%
2024
通期
4,890億円667億円557億円5,710億円+12.2%
2023
通期
4,358億円403億円331億円4,971億円+20.6%
2022
通期
3,615億円297億円224億円4,547億円+6.1%
2021
通期
3,408億円365億円291億円4,287億円

従業員データ

平均年収

698.2万円

業界平均: 899.1万円

初任給

25.2万円

月額 252,000

平均年齢

41.3

平均勤続年数: 16.5

従業員数

2,189

2025年03月時点

給与・待遇

平均年収
698.2万円
初任給(月額)
252,000

社員データ

従業員数
2,189
平均年齢
41.3
平均勤続年数
16.5

出典: 有価証券報告書、決算短信、その他公開情報 (2025年03月)

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