業界ダイジェスト
株式会社トクヤマ

株式会社トクヤマ

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化学業界
2,593Shunan, Yamaguchi1918年設立公式サイト

事業セグメント構成

化成品37%
電子先端材料28%
セメント21%
ライフサイエンス13%
環境事業2%
化成品 (37%)電子先端材料 (28%)セメント (21%)ライフサイエンス (13%)環境事業 (2%)

苛性ソーダやセメント、半導体用多結晶シリコンの国内大手。独自の製造プロセスにより高純度シリコンで世界有数のシェアを誇る。

収益

2025年3月期

3,431億円

+0.3% 前年比

純利益

2025年3月期

234億円

+31.8% 前年比

ROE (自己資本利益率)

2025年3月期

9.16%

株式会社トクヤマとは — 会社解説

株式会社トクヤマは、1918年に山口県徳山市(現周南市)でソーダ工業のパイオニアとして設立された化学メーカーです。独自の製造プロセスによる「高純度多結晶シリコン」は世界シェアトップクラスを誇り、最先端の半導体製造に欠かせない素材として高い評価を得ています。また、セメント事業や歯科材料、臨床検査薬などのライフサイエンス事業も展開。近年はJSRの診断事業を買収するなど、景気変動の影響を受けにくいヘルスケア分野を第3の柱に育てる戦略を推進しています。「化学を通じて価値を創造する」を掲げ、環境対応と成長を両立させる筋肉質な経営への転換を図っています。

事業モデル・収益構造

半導体用多結晶シリコンや放熱材料などの「電子先端材料」、塩化ビニル等の「化成品」、廃棄物リサイクルを兼ねた「セメント」の3本柱が主軸。これに「ライフサイエンス」を加えた多様な収益源を持ち、資源循環型の効率的な生産体制(徳山コンビナート)が競争力の源泉です。

トクヤマの強み・特徴

  • 世界トップシェアを誇る半導体用高純度多結晶シリコンの卓越した精製技術。
  • 石炭火力発電所を自社保有し、電力コストを抑えたエネルギー効率の高い生産体制。
  • セメント事業における廃棄物再資源化率の高さ(国内トップクラスの環境貢献度)。
  • 営業利益率18%超を誇るライフサイエンス事業の極めて高い収益性。

投資家が注目するポイント

  • 1半導体材料の需要回復により、営業利益が前年比約27%増と大幅な成長を遂げている。
  • 2JSR診断事業の買収(800億円規模)により、安定収益源であるヘルスケアを強化。
  • 3通期業績予想の上方修正と増配方針を発表しており、株主還元への姿勢が明確。
  • 4自己資本比率の改善と高付加価値製品へのシフトにより、ROA・ROEの向上が期待できる。

就活生・転職希望者向けポイント

  • 1平均勤続年数17年と非常に長く、安定した職場環境と腰を据えたキャリア形成が可能。
  • 2平均年収732.1万円。地方拠点(山口県)での生活を考慮すると、生活水準は極めて高い。
  • 3半導体材料やヘルスケアなど、社会の進化に直結するダイナミックな事業に携われる。
  • 4福利厚生が手厚く、ワークライフバランスを重視しながら専門性を磨ける社風。

事業セグメント別解説2025年3月期

各セグメントの売上高・利益構成と事業特性

化成品

37%

工業用薬品、肥料、各種中間体などの化学製品を幅広く製造・販売する事業です。製造業の様々なプロセスで使用される補助材料や原料を、安定した品質と体制で供給しています。

収益1,150億円営業利益108億円営業利益率9.4%

セメント

21%

セメント、生コンクリート、建設用骨材などの製造・販売を行う事業です。道路、橋梁、建物などの社会インフラ整備に不可欠な基礎資材を供給し、国土開発と安全を支えています。

収益647億円営業利益75億円営業利益率11.5%

電子先端材料

28%

半導体、ディスプレイ、通信機器向けの極めて純度の高い化学品や精密部材を製造する事業です。デジタル技術の進化に伴う高度な技術要求に対応した、次世代の素材を供給します。

収益871億円営業利益96億円営業利益率11.0%

ライフサイエンス

13%

バイオ医薬品や低分子医薬品の受託開発・製造(CDMO)サービスを提供し、製薬企業のパートナーとして最先端の創薬・生産プロセスを支援しています。

収益420億円営業利益78億円営業利益率18.6%

環境事業

2%

水処理設備、廃棄物リサイクル技術、新エネルギー関連部材等を提供する事業です。持続可能な社会の実現に向け、環境負荷低減と資源の有効活用に資する解決策を提案します。

収益52億円営業利益52百万円営業利益率1.0%

よくある質問(トクヤマについて)

出典: 有価証券報告書、IR情報、その他公開情報。AI生成コンテンツを含みます。

業績概要

業績推移

業績予想 (2026年度)

売上高予想

3,645億円

営業利益予想

415億円

純利益予想

290億円

決算レポート

2
2026年3月期 通期
#トクヤマ#4043#増収増益#半導体材料

トクヤマ・2026年3月期、営業利益23.5%増の370億円——半導体材料が躍進、事業ポートフォリオ刷新に向けセメント再編へ

化学大手のトクヤマが発表した2026年3月期の連結決算は、売上高が前期比 1.9%増 の 3,494億円、営業利益が同 23.5%増 の 370億円 と大幅な増益を記録しました。世界的な半導体需要の回復を背景に、多結晶シリコンなどの電子先端材料セグメントが業績を強力に牽引したほか、セメント事業における価格改定とコスト削減が利益を押し上げました。一方で、事業構造改革に伴う特別損失の計上により、当期純利益は同 5.1%減 の 222億円 となっています。

+1.9%売上+23.5%営業利益-5.1%純利益

AIアナリスト視点

トクヤマの今決算で最も注目すべきは、「稼ぎ方の劇的な変化」です。かつての石灰石・セメントを中心とした素材企業から、営業利益の4割以上を稼ぎ出す半導体材料企業への脱皮が数字で証明されました。 特に、太平洋セメントへの事業譲渡という「聖域なき改革」に踏み切った点は、ESG投資の観点からもポジティブに評価されるでしょう。セメント事業は売上規模こそ大きいものの、炭素排出量が極めて多く、成長投資の足かせとなっていました。 一方で、JSRの診断事業取得により積み上がった約586億円の「のれん」は、今後の経営における重石となるリスクも孕んでいます。純利益が減少した一因にもなっている税金や引当金の影響を含め、拡大した資産に見合う利益(ROE 8.2%)をいかに安定的に出せるかが、今後の株価形成の鍵を握ると考えられます。

レポートを読む

財務データ

財務データ

期間収益営業利益純利益総資産前年比
2025
通期
3,431億円300億円234億円4,762億円+0.3%
2024
通期
3,420億円256億円178億円4,574億円-2.8%
2023
通期
3,518億円143億円94億円4,783億円+19.7%
2022
通期
2,938億円245億円280億円4,332億円-2.8%
2021
通期
3,024億円309億円245億円3,868億円

従業員データ

平均年収

732.1万円

業界平均: 868万円

初任給

27.8万円

月額 278,175

平均年齢

41.4

平均勤続年数: 17

従業員数

2,593

2025年03月時点

給与・待遇

平均年収
732.1万円
初任給(月額)
278,175

社員データ

従業員数
2,593
平均年齢
41.4
平均勤続年数
17

出典: 有価証券報告書、決算短信、その他公開情報 (2025年03月)

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