帝人株式会社

帝人株式会社

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繊維業界
2,781Osaka, Osaka1918年設立公式サイト

事業セグメント構成

マテリアル46%
繊維・製品35%
ヘルスケア14%
その他6%
マテリアル (46%)繊維・製品 (35%)ヘルスケア (14%)その他 (6%)

高機能繊維や炭素繊維、フィルム等の素材事業に加え、医薬品や在宅医療などのヘルスケア事業をグローバルに展開。素材と医療の融合による多角化が強み。

収益

2025年3月期

1.0兆円

+4.7% 前年比

純利益

2025年3月期

283億円

ROE (自己資本利益率)

2025年3月期

6.70%

帝人株式会社とは — 会社解説

帝人は1918年創業の歴史を持つ、素材・ヘルスケア・ITを融合させた多角化企業です。高機能繊維のアラミドや炭素繊維で世界的なシェアを持ち、航空機や自動車の軽量化に貢献しています。一方で、在宅酸素療法などのヘルスケア事業を第2の柱として育て、独自のポートフォリオを構築してきました。現在は過去の投資に対する減損損失を計上し、不採算事業の切り離しを含む大規模な構造改革を通じて、収益力の再建に注力している変革期にあります。

事業モデル・収益構造

高機能素材を供給する「マテリアル」、衣料・産業資材の「繊維・製品」、医薬品や在宅医療機器を提供する「ヘルスケア」の3領域が主軸です。B2Bの素材供給による変動益と、医療保険制度に基づく安定的なヘルスケア収益を組み合わせたモデルですが、現在はマテリアル部門の効率化が急務となっています。

帝人の強み・特徴

  • アラミド繊維「トワロン」や炭素繊維「テナックス」の高いブランド力
  • 在宅医療分野における国内トップクラスの顧客基盤とサービス網
  • 長年の研究開発で培った化学・合成技術と医療知見の融合
  • グローバルな販売網を持ち、売上高の多くを海外で稼ぐ展開力

投資家が注目するポイント

  • 1構造改革に伴う減損損失の一巡後、マテリアル事業の収益性がどこまで回復するか
  • 2IT子会社(インフォコム)売却など、ポートフォリオ入れ替えによるキャッシュ確保の行方
  • 3EPS 147.15円を支えに、苦境下でも維持できる配当・還元方針
  • 4欧州や北米の市場環境、原材料価格の変動が利益に与える感応度

就活生・転職希望者向けポイント

  • 1平均勤続年数21.9年と、非常に定着率が高く安定した雇用環境
  • 2大規模な変革期にあるため、事業再生やポートフォリオ刷新の最前線を経験できる
  • 3初任給が26万円超、平均年収813.9万円と製造業の中で良好な水準
  • 4素材と医療の両面から社会貢献ができる、独自性の高いキャリアパス

事業セグメント別解説2025年3月期

各セグメントの売上高・利益構成と事業特性

マテリアル

46%

高機能フィルム、産業用資材、エンジニアリングプラスチックなど、多様な産業ニーズに応える高付加価値な化学材料の開発・販売を行っています。

収益4,593億円営業利益60億円営業利益率1.3%

繊維・製品

35%

衣料用・産業用の糸や織物の製造・販売、および縫製によるアパレル製品の提供を行う基幹事業です。ファッションからスポーツ、ユニフォームまで多岐にわたる用途をカバーしています。

収益3,519億円営業利益178億円営業利益率5.1%

ヘルスケア

14%

医療機器、医薬品、診断試薬などの開発・製造・販売を行う事業です。健康維持や疾病の予防、診断、治療に貢献する幅広いソリューションをグローバルに提供しています。

収益1,370億円営業利益57億円営業利益率4.2%

その他

6%

報告セグメントに属さない、情報システム開発、不動産、新規ビジネスなど、多岐にわたる付随的な業務を包括しています。

収益573億円営業利益71億円営業利益率12.4%

よくある質問(帝人について)

出典: 有価証券報告書、IR情報、その他公開情報。AI生成コンテンツを含みます。

業績概要

業績推移

業績予想 (2026年度)

売上高予想

8,600億円

営業利益予想

200億円

純利益予想

120億円

決算レポート

1
2026年3月期 第3四半期
#帝人#赤字転落#減損損失#アラミド繊維

帝人・2026年3月期Q3、純損失589億円に転落——アラミド・炭素繊維で608億円の巨額減損、構造改革を急ぐ

帝人が発表した2026年3月期第3四半期(2025年4月〜12月)の連結決算は、売上収益が前年同期比 12.7%減 の 6,598億円、純損益が 589億円の赤字(前年同期は509億円の黒字)となりました。主力のアラミド繊維事業や炭素繊維事業において、競争激化や需給環境の悪化を背景に合計 608億円 の 非金融資産の減損損失 を計上したことが大きく響きました。IT事業(インフォコム)の売却による非継続事業からの利益がなくなったことも減益要因となり、厳しい経営環境が浮き彫りとなっています。

-12.7%売上

AIアナリスト視点

帝人の決算は、かつての成長エンジンであった「マテリアル事業」が、外部環境の変化と競争激化によって大きな重荷となっている現実を突きつける内容でした。 - 減損の重み: トワロン事業での約500億円の減損は、過去の投資判断と現在の市場環境のギャップを象徴しています。ユーロ高や北米政策といった外部要因に加え、主力用途での競争優位性が揺らいでいる点は懸念材料です。 - 資産売却による止血: インフォコムの売却など、大規模な事業ポートフォリオの再編を進めることでキャッシュを確保していますが、売却益は一時的なものに過ぎません。残った事業でいかに持続的な収益基盤を再構築できるかが今後の焦点です。 - 就活生・投資家への視点: 会社は現在、過去最大級の「変革期」にあります。不採算事業の切り離しは進んでいますが、次の収益の柱が見えにくい段階です。繊維・製品やヘルスケアの安定感を維持しつつ、マテリアル事業をどう「スリム化・高付加価値化」できるかが、V字回復の鍵を握るでしょう。

レポートを読む

財務データ

財務データ

期間収益営業利益純利益総資産前年比
2025
通期
1.0兆円-71,828百万円283億円1.1兆円+4.7%
2024
通期
9,605億円1.2兆円-5.7%
2023
通期
1.0兆円129億円1.2兆円+10.0%
2022
通期
9,261億円442億円232億円1.2兆円+10.7%
2021
通期
8,365億円549億円1.0兆円

従業員データ

平均年収

813.9万円

業界平均: 813.9万円

初任給

26.7万円

月額 266,940

平均年齢

46.2

平均勤続年数: 21.9

従業員数

2,781

2025年03月時点

給与・待遇

平均年収
813.9万円
初任給(月額)
266,940

社員データ

従業員数
2,781
平均年齢
46.2
平均勤続年数
21.9

出典: 有価証券報告書、決算短信、その他公開情報 (2025年03月)

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