業界ダイジェスト
株式会社タムロン

株式会社タムロン

7740
精密機器業界
935Saitama, Saitama1950年設立公式サイト

事業セグメント構成

写真関連事業71%
モビリティ&ヘルスケア、その他事業15%
監視&FA関連事業14%
写真関連事業 (71%)モビリティ&ヘルスケア、その他事業 (15%)監視&FA関連事業 (14%)

光学機器のスペシャリスト。一眼レフ・ミラーレス用交換レンズで高い世界シェアを誇り、車載用や監視用などの産業用レンズ分野でも独自の技術力を発揮。

収益

2025年12月期

851億円

-3.8% 前年比

純利益

2025年12月期

118億円

-19.0% 前年比

ROE (自己資本利益率)

2025年12月期

13.98%

株式会社タムロンとは — 会社解説

株式会社タムロンは、1950年創業の日本を代表する光学機器メーカーです。一眼レフ・ミラーレスカメラ用交換レンズにおいて世界屈指のシェアを誇り、高い技術力とコストパフォーマンスの両立でプロからアマチュアまで幅広いユーザーの支持を得ています。近年はコンシューマー向け製品だけでなく、車載カメラ用レンズや監視カメラ用、医療用内視鏡レンズといった産業用分野への多角化を加速。2025年12月期には車載・医療分野で過去最高売上を更新するなど、カメラ市場の変動に左右されない強固な事業ポートフォリオの構築に成功しています。

事業モデル・収益構造

主力は自社ブランド及びOEMによる写真関連事業で、売上の約7割、営業利益の多くを稼ぎ出す収益の柱です。これに加え、成長領域として車載、監視、医療関連のレンズユニットをBtoBで提供。高い光学設計技術を背景に、高付加価値製品に特化することで19.6%という高い営業利益率を実現しています。

タムロンの強み・特徴

  • ミラーレス用レンズ市場における圧倒的なブランド力と世界トップクラスのシェア
  • 極小径・薄膜技術を活かし、前年比1.5倍の成長を見せる高収益な医療用レンズ事業
  • 自己資本比率80%を超える極めて健全な財務基盤と、それを背景とした研究開発投資
  • 設計から製造までを一貫して行う垂直統合型の生産体制による高いコスト競争力

投資家が注目するポイント

  • 1営業利益率19.6%という製造業屈指の高収益体質を維持。効率的な経営が魅力です。
  • 2車載・医療分野が初の売上目標を達成し、カメラ一本足打法からの脱却が鮮明。成長性が期待されます。
  • 32年連続の株式分割や増配予想など、株主還元に対して非常に積極的な姿勢を示しています。
  • 4円安・円高の影響を最小限に抑えるため、自社ブランド比率の向上と生産拠点の最適化を推進中。

就活生・転職希望者向けポイント

  • 1平均年収875.9万円、平均勤続年数16.8年と、業界内でも高い給与水準と安定性を両立しています。
  • 2初任給が約27.3万円と高めに設定されており、若手からしっかりと報酬が得られる環境です。
  • 3埼玉県さいたま市に本社を置き、転勤リスクを抑えつつグローバルな仕事に携わることが可能です。
  • 4医療やモビリティといった新規事業が急成長中であり、新しい技術領域に挑戦する機会が豊富です。

事業セグメント別解説2025年12月期

各セグメントの売上高・利益構成と事業特性

写真関連事業

71%

デジタルカメラや交換レンズ、光学アクセサリーなど、静止画および動画撮影に関する光学・映像製品の開発と販売を行う事業です。

収益606億円営業利益156億円営業利益率25.8%

監視&FA関連事業

14%

セキュリティ用の監視カメラや、工場の自動化(FA)に不可欠なマシンビジョン用のレンズ・センサー等の開発・販売を行う事業です。

収益121億円営業利益17億円営業利益率13.9%

モビリティ&ヘルスケア、その他事業

15%

自動車向け精密部品や個人の健康管理デバイスに加え、新規事業や特定顧客向けの受託開発など多角的な事業を網羅しています。

収益123億円営業利益27億円営業利益率21.9%

よくある質問(タムロンについて)

出典: 有価証券報告書、IR情報、その他公開情報。AI生成コンテンツを含みます。

業績概要

業績推移

業績予想 (2026年度)

売上高予想

910億円

営業利益予想

185億円

純利益予想

137億円

2026年12月期の当社グループの連結業績は、売上高910億円(前期比7.0%増)、営業利益185億円(前期比11.2%増)、経常利益185億円(前期比10.8%増)、親会社株主に帰属する当期純利益136億円(前期比16.4%増)を計画しております。 なお、本見通しの前提為替レートにつきましては、1米ドル=148円、1ユーロ175円としております。

決算レポート

2
2026年12月期 第1四半期
#タムロン#7740#減益#医療用レンズ

タムロン・2026年12月期Q1、営業利益18.7%減の34億円——写真関連OEM不振が重荷も、医療・車載は2桁増益で成長

光学機器大手のタムロンが発表した2026年12月期第1四半期(1〜3月)決算は、主力の写真関連事業におけるOEM製品の受注低迷が響き、大幅な減益となった。売上高は 184億8,500万円(前年同期比 5.0%減)、営業利益は 34億4,100万円(同 18.7%減)に沈んだ。一方で、医療用レンズが前年同期比約1.6倍に急成長するなど、新領域の拡大が収益の柱として存在感を増している。

-5.0%売上-18.7%営業利益-4.5%純利益

AIアナリスト視点

今回の決算で最も注目すべきは、収益構造の着実な「脱・カメラ依存」の進展です。主力である写真関連事業の営業利益が37%減という厳しい数字となりましたが、それを監視・FA・医療・車載といった成長領域が下支えしています。 特に、医療用レンズの売上高が前年比1.6倍に伸びている点は、同社の高度な微細加工技術(極小径レンズ)が参入障壁の高いメディカル分野で完全に開花したことを示唆しています。また、自己資本比率が82.5%とキャッシュリッチであるため、Q1の減益局面でも研究開発費を削らずに攻めの姿勢を維持できている点は評価できます。 懸念点は、中国市場の在庫問題とOEMの不透明感です。通期での2桁増益予想を据え置いたことは、下期に向けた自社ブランドの新製品ラッシュへの自信の表れと言えますが、投資家としてはQ2以降の在庫消化ペースを慎重に見極める必要があります。

レポートを読む

財務データ

財務データ

期間収益営業利益純利益総資産前年比
2025
通期
851億円166億円118億円1,060億円-3.8%
2024
通期
885億円192億円145億円1,022億円+23.9%
2023
通期
714億円136億円108億円871億円+12.6%
2022
通期
634億円110億円84億円756億円+10.3%
2021
通期
575億円74億円52億円671億円

従業員データ

平均年収

875.9万円

業界平均: 814.3万円

初任給

27.3万円

月額 273,300

平均年齢

43.2

平均勤続年数: 16.8

従業員数

935

2025年03月時点

給与・待遇

平均年収
875.9万円
初任給(月額)
273,300

社員データ

従業員数
935
平均年齢
43.2
平均勤続年数
16.8

出典: 有価証券報告書、決算短信、その他公開情報 (2025年03月)

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