業界ダイジェスト
株式会社島津製作所

株式会社島津製作所

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精密機器業界
3,687Kyoto, Kyoto1917年設立公式サイト

事業セグメント構成

計測機器65%
医用機器14%
産業機器14%
航空機器7%
計測機器 (65%)医用機器 (14%)産業機器 (14%)航空機器 (7%)

分析計測機器、医用機器、航空機器の大手メーカー。液体クロマトグラフや質量分析計で世界トップクラスのシェアを誇り、最先端の科学技術を支える。

収益

2025年3月期

5,390億円

+5.3% 前年比

純利益

2025年3月期

538億円

-5.7% 前年比

ROE (自己資本利益率)

2025年3月期

10.90%

株式会社島津製作所とは — 会社解説

株式会社島津製作所は、1875年創業、京都に本社を置く日本を代表する精密機器メーカーです。分析計測機器、医用機器、産業機器、航空機器の4つのセグメントを展開し、特に液体クロマトグラフや質量分析計では世界トップクラスのシェアを誇ります。ノーベル化学賞受賞者を輩出した高い技術力が最大の強みであり、近年は「分析の島津」という伝統的な基盤に加え、AI・DXを活用したリカーリング(保守・サービス)ビジネスへの転換や、防衛需要を捉えた航空機器事業の拡大を加速させています。世界中の研究機関や病院、工場を支える科学技術のリーディングカンパニーです。

事業モデル・収益構造

最先端の分析機器や医療機器の開発・販売に加え、導入後の保守メンテナンス、消耗品販売、ソフトウェア提供による「リカーリング(継続収益)モデル」を強化しています。単なる売り切り型から脱却し、米Zef Scientific社の買収などを通じてサービス網を拡充することで、景気変動に左右されにくい安定した収益構造を構築しています。売上の6割以上を計測機器が占め、営業利益率15%を超える高い収益性を維持しています。

島津製作所の強み・特徴

  • 液体クロマトグラフ(LC)や質量分析計(MS)において世界有数のシェアを誇る圧倒的なブランド力
  • 自己資本比率77%という極めて強固な財務基盤により、不況下でも継続的なR&D投資やM&Aが可能
  • ノーベル賞受賞者を輩出した研究開発体制と、100年以上の歴史で培われた精密加工・光学技術の蓄積
  • 世界各地に拠点を置くグローバルな販売・サポート網と、高い利益率を支える保守サービス事業の成長

投資家が注目するポイント

  • 12026年3月期は欧米の製薬・臨床市場が好調で通期売上予想を上方修正。為替変動の影響を製品力でカバーしている
  • 2リカーリング比率の向上により収益の質が改善。機器販売後のストック型ビジネスが利益率の下支えとして機能
  • 3航空機器セグメントが防衛予算増額の恩恵を受け、営業利益率15.7%と全社を牽引する成長エンジンへ浮上
  • 4ROE 10.9%と効率的な経営を維持。安定的な配当に加え、成長分野への積極的な設備投資を両立

就活生・転職希望者向けポイント

  • 1平均年収901.5万円と業界トップクラスの給与水準。平均勤続年数18.1年と非常に高く、安定した雇用環境
  • 2京都を拠点としながらグローバルに活躍できる環境。海外売上比率が高く、若手から海外赴任や国際プロジェクトの機会がある
  • 3「人と地球の健康」を掲げる企業理念への共感度が高く、科学技術を通じて社会課題を解決する誇りを持って働ける環境
  • 4充実した福利厚生と、修士・博士号取得支援などの教育体制。専門性を深めたい技術者にとって理想的なキャリアパス

事業セグメント別解説2025年3月期

各セグメントの売上高・利益構成と事業特性

計測機器

65%

物理量を精密に測定するためのセンサーや測定器を提供し、製造業における製品の品質維持や精度向上を技術的に支える事業です。

収益3,479億円営業利益521億円営業利益率15.0%

医用機器

14%

医療現場での診断や治療を支援する精密機器を取り扱い、患者のQOL向上と医療従事者の負担軽減を目指す製品を展開しています。

収益726億円営業利益43億円営業利益率5.9%

産業機器

14%

流体制御機器や精密加工機など、多岐にわたる産業分野の製造現場で必要とされる設備やコンポーネントを供給する事業です。

収益723億円営業利益105億円営業利益率14.5%

航空機器

7%

航空機や人工衛星に使用される高信頼性のセンサー、アクチュエータ、操縦系統の精密部品を開発・製造する専門性の高い事業です。

収益387億円営業利益61億円営業利益率15.7%

よくある質問(島津製作所について)

出典: 有価証券報告書、IR情報、その他公開情報。AI生成コンテンツを含みます。

業績概要

業績推移

業績予想 (2026年度)

売上高予想

5,150億円

営業利益予想

580億円

純利益予想

450億円

決算レポート

2
2026年3月期
#島津製作所#過去最高売上#増収増益#精密機器

島津製作所・2026年3月期通期、売上高5,607億円で過去最高——ヘルスケア・海外市場が牽引、純利益は12.5%増

精密機器大手の島津製作所が発表した2026年3月期決算は、売上高が前期比 4.0%増 の 5,607億2,800万円 となり、過去最高を更新しました。主力の計測機器事業が製薬・食品市場向けに伸長したほか、北米や欧州での需要増が中国市場の停滞を補い、営業利益は 737億200万円(同 2.8%増)を確保しました。為替差益の計上などにより、親会社株主に帰属する当期純利益は 604億9,900万円(同 12.5%増)と、増収増益の堅調な着地となりました。

+4.0%売上+2.8%営業利益+12.5%純利益

AIアナリスト視点

島津製作所の決算からは、世界的な不透明感の中でも「科学技術への投資」という本質的な需要を確実に捉える底力が感じられます。 特筆すべきは、中国市場の民間需要減退という大きなマイナス要因を、北米・欧州・インドでの成長、さらには防衛・航空という国内需要で完全に対処し切った点にあります。単なる製品販売にとどまらず、消耗品やメンテナンスで稼ぐ「リカーリングビジネス」の強化が、営業利益の安定的な積み上げに寄与しています。 今後は、次世代の成長エンジンとして期待される「AI画像解析」や「臨床市場向け質量分析」が、競合他社に対してどこまで優位性を維持できるかが焦点となります。財務基盤は盤石であり、攻めの投資(M&AやR&D)に向けた準備は整っていると言えるでしょう。

レポートを読む

財務データ

財務データ

期間収益営業利益純利益総資産前年比
2025
通期
5,390億円717億円538億円6,722億円+5.3%
2024
通期
5,119億円728億円570億円6,740億円+6.1%
2023
通期
4,822億円682億円520億円6,189億円+12.6%
2022
通期
4,282億円638億円473億円5,605億円+8.8%
2021
通期
3,935億円497億円361億円4,975億円

従業員データ

平均年収

901.5万円

業界平均: 814.3万円

初任給

27.3万円

月額 272,700

平均年齢

43.6

平均勤続年数: 18.1

従業員数

3,687

2025年03月時点

給与・待遇

平均年収
901.5万円
初任給(月額)
272,700

社員データ

従業員数
3,687
平均年齢
43.6
平均勤続年数
18.1

出典: 有価証券報告書、決算短信、その他公開情報 (2025年03月)

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