日油株式会社

日油株式会社

4403
化学業界
1,895Shibuya, Tokyo1937年設立公式サイト

事業セグメント構成

機能化学品事業63%
医薬・医療・健康事業20%
化薬事業16%
その他の事業0%
機能化学品事業 (63%)医薬・医療・健康事業 (20%)化薬事業 (16%)その他の事業 (0%)

「バイオから宇宙まで」を掲げる多角化化学メーカー。機能脂質やDDS素材、火薬、化成品など独自の高付加価値製品に強みを持ち、多岐にわたる産業を支える。

収益

2025年3月期

2,383億円

+7.2% 前年比

純利益

2025年3月期

365億円

+7.4% 前年比

ROE (自己資本利益率)

2025年3月期

13.40%

ROA: 13.30%

日油株式会社とは — 会社解説

日油株式会社は「バイオから宇宙まで」を掲げ、生活必需品から最先端技術まで幅広く展開する多角化化学メーカーです。1937年の設立以来、界面活性剤などの機能化学品を基盤に、世界シェアトップクラスの医薬用DDS(薬物送達システム)素材、H-IIAロケットなどの宇宙防衛用火薬、油脂製品など、独自の高付加価値製品を多数保有しています。特定の市場に依存しない安定した事業ポートフォリオと、営業利益率約19%という化学業界内でも極めて高い収益性が最大の特徴です。近年は、防衛予算増額や宇宙開発の進展に伴う化薬事業の成長が新たな柱として注目されています。

事業モデル・収益構造

主にBtoBモデルを展開し、医薬品メーカー向けの高純度脂質(DDS素材)や、自動車・化粧品業界向けの機能性化学品、JAXAや防衛省向けの火薬類を販売しています。特に利益率の高い医薬・医療分野と、参入障壁が極めて高い宇宙・防衛分野を組み合わせることで、景気変動に強い収益構造を構築しています。2025年3月期も営業利益率19%超と高い効率性を維持しています。

日油の強み・特徴

  • 世界最高水準のDDS(薬物送達システム)素材技術と高い世界シェア
  • ロケット火薬や防衛用弾薬で国内唯一の供給体制を持つ圧倒的な参入障壁
  • 営業利益率19%を超える、研究開発力を背景とした高付加価値製品群
  • バイオから宇宙まで多角化されたポートフォリオによる経営の安定性

投資家が注目するポイント

  • 1ROE13.4%を維持しつつ、50億円の自社株買いや増配など株主還元を強化
  • 2防衛予算の拡大や宇宙関連ビジネスの成長による化薬事業の構造的成長期待
  • 3マクロ経済減速下でも、高収益なDDS素材の需要回復が今後の株価の鍵
  • 4PBR改善に向けた積極的な対話姿勢と、資本効率を重視した経営方針

就活生・転職希望者向けポイント

  • 1平均年収835.6万円、平均勤続年数17.9年と化学業界屈指の待遇と安定性
  • 2少数精鋭(単体1,895人)で、一人ひとりの裁量が大きく若手から活躍可能
  • 3宇宙、ライフサイエンスなど社会貢献度の高い最先端プロジェクトに関与できる
  • 4渋谷本社、40代前半の平均年齢など、伝統と柔軟性が共存する職場環境

事業セグメント別解説2025年3月期

各セグメントの売上高・利益構成と事業特性

機能化学品事業

63%

高機能樹脂や精密化学品、特殊コーティング材料など、特定の機能や高い付加価値を付与した化学製品を多角的な産業に展開する事業です。

収益1,509億円営業利益298億円営業利益率19.7%

脂肪酸誘導体は、アジアにおける環境エネルギー関連の出荷が減少し、売上高は減少しました。 界面活性剤は、トイレタリー関連の需要が好調に推移し、売上高は増加しました。 エチレンオキサイド・プロピレンオキサイド誘導体は、トイレタリー関連や合成樹脂・樹脂加工向けの需要が堅 調に推移し、売上高は増加しました。 有機過酸化物は、国内およびアジアでの需要が低調に推移し、売上高は減少しました。 特殊防錆処理剤は、海外向け自動車関連の需要が好調に推移し、売上高は増加しました。

医薬・医療・健康事業

20%

医療用医薬品の研究開発から製造、および健康維持に寄与するヘルスケア製品の提供を包括的に行う、人々の生命に関わる事業セグメントです。

収益480億円営業利益157億円営業利益率32.7%

食用加工油脂・食品機能材は、製パン・製菓・加工食品向けの売上高は減少しました。 健康関連製品は、健康食品向けの出荷が減少し、売上高は減少しました。 生体適合性素材は、MPC(2-メタクリロイルオキシエチルホスホリルコリン) 関連製品の需要が堅調に推移 し、売上高は増加しました。 DDS(ドラッグ・デリバリー・システム:薬物送達システム) 医薬用製剤原料は、一部顧客向けの在庫調整や 欧米での金融引締めの影響により、一時的な需要の踊り場にあり、売上高は減少しました。

化薬事業

16%

産業用爆薬や自動車安全部品のインフレーターなど、長年培った化薬技術を応用した製品を、安全・安心を第一に社会へ提供する事業です。

収益388億円営業利益31億円営業利益率8.1%

産業用爆薬類は、売上高は増加しました。 宇宙関連製品は、ロケット向け製品の出荷が増え、売上高は増加しました。 防衛関連製品は、売上高は増加しました。 機能製品は、売上高は増加しました。

その他の事業

0%

主力のモビリティ事業以外の、住宅、船舶、航空機事業などの周辺領域や、将来の成長を見据えた新領域のビジネスを指します。

収益6億円営業利益3億円営業利益率59.5%

その他の事業は、運送事業および不動産事業から構成されております。

よくある質問(日油について)

出典: 有価証券報告書、IR情報、その他公開情報。AI生成コンテンツを含みます。

業績概要

業績推移

業績予想 (2026年度)

売上高予想

2,520億円

営業利益予想

460億円

純利益予想

368億円

次期の業績としては、売上高252,000百万円、営業利益46,000百万円、経常利益47,900百万円、親会社株主に帰属 する当期純利益36,800百万円を予想しております。

決算レポート

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2026年3月期 第3四半期
#日油#4403#増収減益#自社株買い

日油・2026年3月期Q3、営業利益11%減の318億円——防衛・宇宙は躍進も主力化学品が苦戦、50億円の自社株買いを発表

日油が13日に発表した2026年3月期第3四半期(4〜12月)決算は、売上高が前年同期比 1.3%増 の 1,734億円、営業利益が同 11.0%減 の 318億円 となりました。宇宙関連や防衛事業が牽引して増収を確保したものの、アジア市場の減速に伴う主力化学品の需要低迷が利益を押し下げました。同社は株主還元を強化し、上限50億円の自己株式取得 と 年間配当予想の増額修正(61円) を同時に公表しています。

+1.3%売上-11.0%営業利益-7.5%純利益

AIアナリスト視点

日油の決算は、主力の化学品・医薬原料がマクロ経済の影響で足踏みする中、防衛・宇宙という「国策」に近い分野が強力に下支えする構図が鮮明になりました。 - 評価すべき点: 営業利益11%減というネガティブな数字に対し、50億円の自社株買いと配当の大幅増額(45円→61円)をぶつけることで、投資家の期待値をコントロールし、PBR改善への強い意思を示した点は市場から好感されるでしょう。 - 注視すべき点: 利益率の高いDDS(薬物送達システム)用製剤原料の出荷減少です。これはモダリティ(創薬技術)の変化や顧客の在庫調整の影響を受けるため、Q4以降の回復が成長シナリオの鍵となります。 - 今後の焦点: 化薬事業の「早期装備化」による収益押し上げは、防衛予算増額を背景にした構造的な変化なのか、それとも今期特有のタイミングによるものなのか、来期のガイダンスでの言及が待たれます。

レポートを読む

財務データ

財務データ

期間収益営業利益純利益総資産前年比
2025
通期
2,383億円453億円365億円3,572億円+7.2%
2024
通期
2,223億円421億円340億円3,414億円+2.1%
2023
通期
2,177億円406億円340億円3,094億円+13.0%
2022
通期
1,926億円356億円267億円2,896億円+11.6%
2021
通期
1,726億円266億円233億円2,715億円

従業員データ

平均年収

835.6万円

業界平均: 868万円

初任給

25.7万円

月額 257,300

平均年齢

43.1

平均勤続年数: 17.9

従業員数

1,895

給与・待遇

平均年収
835.6万円
初任給(月額)
257,300

社員データ

従業員数
1,895
平均年齢
43.1
平均勤続年数
17.9

出典: 有価証券報告書、決算短信、その他公開情報

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