株式会社ナカニシ

株式会社ナカニシ

7716
精密機器業界
1,100Kanuma, Tochigi1930年設立公式サイト

事業セグメント構成

歯科事業59%
DCI事業25%
機工事業9%
外科事業7%
歯科事業 (59%)DCI事業 (25%)機工事業 (9%)外科事業 (7%)

歯科用ハンドピースで世界トップシェアを誇る精密機器メーカー。独自の超高速回転技術を核に、医療・産業の両分野でグローバルに事業を展開している。

収益

2025年12月期

812億円

+5.4% 前年比

純利益

2025年12月期

-2,398百万円

-128.0% 前年比

平均年収

560.8万円

業界平均: 814.3万円

株式会社ナカニシとは — 会社解説

株式会社ナカニシは、栃木県鹿沼市に本社を置く、歯科用ハンドピース(歯を削るドリル)で世界トップシェアを誇るグローバルメーカーです。「NSK」ブランドで世界135カ国以上に展開し、売上の約8割が海外というグローバル・ニッチ・トップ企業です。独自の超高速回転技術を核心に、歯科事業だけでなく、脳外科や整形外科向けの外科事業、産業用の機工事業へと領域を拡大しています。2025年12月期は買収関連の減損で最終赤字となりましたが、本業の収益力は極めて高く、次期以降のV字回復が期待される成長企業です。

事業モデル・収益構造

歯科用回転機器を中心に、製品開発から製造、販売までを一貫して行う垂直統合型のビジネスモデルを展開。部品の約9割を自社生産(内製化)することで、高い品質管理と圧倒的な利益率を実現しています。世界各地の販売網を通じてエンドユーザー(歯科医等)のニーズを直接吸い上げ、迅速に製品開発にフィードバックする体制が、高単価かつ高シェアを維持する源泉となっています。

ナカニシの強み・特徴

  • 歯科用ハンドピースで世界トップクラスのシェアを誇る圧倒的なブランド認知度と信頼性
  • 毎分40万回転を実現する超高速回転技術と、それを支える超精密加工・組立技術の内製化
  • 世界135カ国以上に広がる販売ネットワーク。海外売上比率が極めて高く、特定の地域リスクを分散
  • 外科事業(脳外科・整形外科向け)が前期比28%増と急成長しており、第二の柱として確立

投資家が注目するポイント

  • 12025年12月期はDCI事業の減損計上で赤字となったが、これは将来の償却負担を軽減する戦略的判断であり、本業の営業利益は堅調
  • 2歯科事業の営業利益率は35%に達しており、極めて高いキャッシュ創出力を持つ。赤字決算でも増配を発表する自信の強さ
  • 3自己資本比率70%超を維持。一時的な会計上の損失があっても、財務基盤は揺るぎなく、機動的な投資が可能
  • 4外科分野の爆発的な成長により、歯科一本足打法からの脱却が進展。ポートフォリオの多角化による成長余力が大きい

就活生・転職希望者向けポイント

  • 1栃木県から世界シェアNo.1製品を送り出すという「地方からグローバル」を実現できるユニークな環境
  • 2平均年齢40.5歳、若手から責任ある仕事を任される文化があり、グローバルな視点でのキャリア形成が可能
  • 3高収益体質を背景に、研究開発や設備投資に惜しみなく投資。最新の設備環境でエンジニアとして成長できる
  • 4業績の波が少ない医療・歯科分野を主戦場としているため、長期的に安定して働ける安心感がある

事業セグメント別解説2025年12月期

各セグメントの売上高・利益構成と事業特性

歯科事業

59%

歯科治療に用いられる診療台やハンドピース、デジタル歯科用のCAD/CAMシステムなど、先進的な歯科用機器と材料を提供します。

収益482億円営業利益169億円営業利益率35.0%

DCI事業

25%

デジタル技術を活用した建設現場の測量・施工管理ソリューションを提供し、インフラ整備の生産性と安全性向上に貢献する事業です。

収益205億円営業利益-490百万円営業利益率-2.4%

外科事業

7%

手術室で使用されるエネルギー処置具や顕微鏡、インプラントなど、外科手術に特化した高度な医療機器を取り扱う事業セグメントです。

収益55億円営業利益27億円営業利益率48.2%

機工事業

9%

重量物の運搬、工場設備の据付・解体、プラント建設などの技術サービスを提供する。高度な専門知識と特殊車両を活用したプロフェッショナル事業である。

収益69億円営業利益8億円営業利益率11.8%

よくある質問(ナカニシについて)

出典: 有価証券報告書、IR情報、その他公開情報。AI生成コンテンツを含みます。

業績概要

業績推移

業績予想 (2026年度)

売上高予想

882億円

営業利益予想

156億円

純利益予想

109億円

決算レポート

1
2025年12月期 通期
#ナカニシ#7716#歯科機器#減損損失

ナカニシ・2025年12月期、売上高は過去最高を更新も137億円の減損で最終赤字——外科事業が急成長、次期はV字回復へ

歯科用回転機器で世界首位級のナカニシが発表した2025年12月期決算は、売上高が前期比 5.4%増 の 811億7,900万円 となり過去最高を更新しました。一方で、連結子会社のDCI事業におけるのれん等の減損損失 137億7,400万円 を特別損失として計上した(前年同期は29億円)影響で、親会社株主に帰属する当期純損益は 23億9,800万円の赤字 (前期は85億円の黒字)に転落しました。本業の儲けを示す営業利益は 140億8,900万円 (前期比 3.5%減 )と微減にとどまっており、一時的な会計上の損失を除けば、世界的な需要拡大を背景とした成長基調は継続しています。

+5.4%売上-3.5%営業利益

AIアナリスト視点

今回の決算で最も注目すべきは、137億円という巨額減損をあえてこのタイミングで「一括計上」した経営判断です。これにより、将来ののれん償却費負担が軽減され、2026年度以降の利益が出やすい構造に作り変えられました。 投資家にとってのポジティブな材料は以下の通りです: - 外科事業の爆発的な成長: 28%増という数字は、歯科一本足打法からの脱却が順調に進んでいることを示唆します。 - 還元姿勢の維持: 赤字決算でありながら増配(54円→60円予想)を発表したのは、キャッシュフローの強さに裏打ちされた自信です。 - 財務の健全性: 減損後も自己資本比率70%超を維持しており、倒産リスクなどは皆無と言えます。 就活生にとっては、世界シェアトップクラスの技術力を持ちつつ、外科という新しい領域で急成長している「グローバル・ニッチ・トップ」の勢いを感じられる決算と言えるでしょう。一時的な赤字に惑わされず、本業の収益性と成長の源泉を見極めることが重要です。

レポートを読む

財務データ

財務データ

期間収益営業利益純利益総資産前年比
2025
通期
812億円141億円-2,398百万円1,602億円+5.4%
2024
通期
770億円146億円86億円1,583億円+29.1%
2023
通期
597億円143億円228億円1,408億円+22.6%
2022
通期
487億円154億円125億円1,026億円+8.5%
2021
通期
449億円138億円101億円945億円

従業員データ

平均年収

560.8万円

業界平均: 814.3万円

初任給

21.9万円

月額 219,000

平均年齢

40.5

平均勤続年数: 10.9

従業員数

1,100

2025年03月時点

給与・待遇

平均年収
560.8万円
初任給(月額)
219,000

社員データ

従業員数
1,100
平均年齢
40.5
平均勤続年数
10.9

出典: 有価証券報告書、決算短信、その他公開情報 (2025年03月)

※当サイトのデータは入力時の誤りを含む可能性があります。個人の参考としてご利用ください。当サイトはデータの正確性について一切の責任を負いません。