小林製薬株式会社

小林製薬株式会社

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製薬業界
1,665Osaka, Osaka1919年設立公式サイト

事業セグメント構成

国内事業72%
国際事業28%
国内事業 (72%)国際事業 (28%)

OTC医薬品や日用品の国内大手。ニッチな市場での『あったらいいな』を形にする独自の製品開発力が強み。芳香消臭剤や衛生雑貨などで高いシェアを誇る。

収益

2025年12月期

1,657億円

+0.1% 前年比

純利益

2025年12月期

37億円

-63.7% 前年比

ROE (自己資本利益率)

2025年12月期

1.73%

小林製薬株式会社とは — 会社解説

1919年創業、大阪に本社を置くOTC医薬品・日用品の大手メーカーです。「あったらいいなをカタチにする」というスローガンのもと、ニッチな市場をターゲットにした独自の製品開発で知られています。消臭元、ブルーレット、アンメルツなど、特定の悩み解決に特化したブランドを多数保有。2024年に発生した「紅麹問題」を受け、現在は信頼回復と組織体制の抜本的見直しを進めており、2026年度からの新中期経営計画による再起を図っています。

事業モデル・収益構造

顧客の未充足なニーズ(不平・不満・不便)を製品化する「ニッチ戦略」が特徴です。大規模な市場での価格競争を避け、独自の付加価値を持つ製品を投入することで、高い市場シェアとブランド認知を確保。ドラッグストアを中心とした強固な販路を通じ、安定したキャッシュフローを生み出すモデルです。

小林製薬の強み・特徴

  • 「あったらいいな」を即座に具体化する、年間100点以上の新製品を生み出す開発スピード。
  • 芳香・消臭剤や衛生雑貨など、複数のニッチカテゴリーで国内シェア1位を保持。
  • 製品名がそのまま機能を表すネーミングセンスと、印象的なTVCMによる高いブランド力。
  • 創業家を中心とした迅速な意思決定と、社員からアイデアを募る独自の提案制度。

投資家が注目するポイント

  • 1「紅麹」関連の健康被害に伴う製品回収や補償、減損損失(約147億円)による利益への影響。
  • 2信頼失墜後のブランド再構築と、停滞した国内事業・海外投資の再加速が今後の焦点。
  • 3純利益が大幅減の中でも増配を維持し、配当性向211%と株主還元を重視する姿勢。
  • 42026年度から始まる新中期経営計画での収益性回復シナリオと、ガバナンス体制の刷新。

就活生・転職希望者向けポイント

  • 1平均年収757万円、平均勤続年数12.8年と、関西を拠点とする企業として安定した待遇。
  • 2年次に関わらずアイデアを提案できる風通しの良さと、ユニークな製品を生むクリエイティブな社風。
  • 3現在は「信頼回復」という企業存亡の危機に立ち向かうフェーズであり、組織改革を経験できる環境。
  • 4住宅手当や研修制度が充実しており、ワークライフバランスとスキルの両立が可能。

事業セグメント別解説2025年12月期

各セグメントの売上高・利益構成と事業特性

国内事業

72%

日本国内の市場において小売や関連サービスを展開するセグメントです。地域のニーズに合わせた店舗運営を行い、国内における収益基盤の維持と拡大を担っています。

収益1,181億円営業利益140億円営業利益率11.8%

国際事業

28%

アジアや北米、欧州などの海外拠点において、現地のニーズに基づいた小売業や付随するサービスを展開する事業です。持続的な海外成長を牽引します。

収益470億円営業利益8億円営業利益率1.7%

よくある質問(小林製薬について)

出典: 有価証券報告書、IR情報、その他公開情報。AI生成コンテンツを含みます。

業績概要

業績推移

業績予想 (2026年度)

売上高予想

1,730億円

営業利益予想

125億円

純利益予想

100億円

次期の見通しにつきましては、広告宣伝活動の通年での実施による売上効果や海外事業の伸長により増収を見込む一方、利益面では、広告宣伝費の増加や、仙台新工場及び彩都モノづくりラボ(新研究所)の稼働に伴う減価償却費・ランニングコストの増加等により、減益となる見通しです。

決算レポート

1
2025年12月期 通期
#小林製薬#紅麹問題#特別損失#減損損失

小林製薬・2025年12月期通期、純利益63.7%減の36億円——紅麹問題で147億円の特損、信頼回復へ新中計始動

小林製薬が発表した2025年12月期の連結決算は、売上高が前期比0.1%増の1,657億円と横ばい圏にとどまった一方、親会社株主に帰属する当期純利益は同63.7%減の36億円と大幅な減益を記録しました。要因は「紅麹」関連製品の健康被害に伴う製品回収や補償対応に加え、将来の収益性低下を見込んだ国内・タイの工場で146億円の減損損失を計上したことです。同社は失墜した「信頼の再構築」を最優先課題に掲げ、2026年度から始まる新たな中期経営計画による再起を図ります。

+0.1%売上-40.0%営業利益-63.7%純利益

AIアナリスト視点

今回の決算は、紅麹問題という創業以来の危機を象徴する内容となりました。特に、将来の成長投資として進めていた仙台新工場やタイ工場に147億円もの減損をかけた事実は重く、従来の成長シナリオが一旦白紙になったことを示唆しています。 注目すべきは配当政策です。純利益が大幅に削られた中で211%という配当性向で増配を維持したのは、株主の離散を食い止めたいという経営陣の強い意志の表れでしょう。しかし、2026年12月期の予想でも営業利益は続落(△16%)を見込んでおり、広告宣伝による「攻め」と、信頼回復のための「守り」のコストが同時に発生する苦しい局面が続くことが予想されます。 投資家や就活生にとっては、新中期経営計画の進捗、特に海外展開の再加速と、国内における「あったらいいな」を再びヒットさせられる商品開発力の復活が、同社の再評価に向けた最大の焦点となるでしょう。

レポートを読む

財務データ

財務データ

期間収益営業利益純利益総資産前年比
2025
通期
1,657億円149億円37億円2,753億円+0.1%
2024
通期
1,656億円249億円101億円2,654億円-4.5%
2023
通期
1,735億円258億円203億円2,675億円+4.3%
2022
通期
1,663億円267億円200億円2,558億円+7.1%
2021
通期
1,553億円261億円197億円2,526億円

従業員データ

平均年収

757万円

業界平均: 999.3万円

初任給

24.4万円

月額 243,760

平均年齢

41

平均勤続年数: 12.8

従業員数

1,665

2025年03月時点

給与・待遇

平均年収
757万円
初任給(月額)
243,760

社員データ

従業員数
1,665
平均年齢
41
平均勤続年数
12.8

出典: 有価証券報告書、決算短信、その他公開情報 (2025年03月)

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