業界ダイジェスト
株式会社荏原製作所

株式会社荏原製作所

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機械業界
5,109Ota, Tokyo1912年設立公式サイト

事業セグメント構成

精密・電子36%
建築・産業25%
エネルギー23%
環境10%
インフラ6%
精密・電子 (36%)建築・産業 (25%)エネルギー (23%)環境 (10%)インフラ (6%)

ポンプや送風機等の風水力機械の世界的メーカー。半導体製造用のCMP装置でも世界トップクラスのシェアを誇り、インフラから最先端産業まで幅広く支える。

収益

2025年12月期

9,583億円

+10.6% 前年比

純利益

2025年12月期

766億円

+7.3% 前年比

ROE (自己資本利益率)

2025年12月期

15.60%

ROA: 10.60%

株式会社荏原製作所とは — 会社解説

株式会社荏原製作所は、1912年の創業以来、水や空気、エネルギーに関するインフラを支えてきた世界屈指の産業機械メーカーです。ポンプ、送風機、チラーなどの「風水力」事業で培った技術を基盤に、現在は半導体製造に不可欠なCMP装置で世界トップクラスのシェアを誇る「精密・電子」事業を成長の柱としています。2025年12月期には売上高9,582億円、営業利益1,138億円と過去最高を更新。伝統的な重工業の強みを持ちつつ、生成AI需要などの最先端テクノロジーと、脱炭素・資源循環といった環境・インフラ需要の両輪で成長を加速させており、次期は売上高1兆円の大台突破を見込んでいます。

事業モデル・収益構造

水インフラや建築向けのポンプ、エネルギー産業向けのコンプレッサ等の製造・販売に加え、納入後の保守・点検サービスによる安定的な収益(ライフサイクルビジネス)が基盤です。これに、半導体メーカー向けの精密装置販売と消耗品供給という高収益モデルを組み合わせることで、景気変動に強い多角的なポートフォリオを構築しています。

荏原製作所の強み・特徴

  • 半導体製造用CMP装置(化学的機械研磨装置)で世界トップクラスの圧倒的な市場シェアを保持。
  • 創業110年超の歴史で培った高度な流体・熱制御技術により、過酷な環境下でも稼働する高品質な製品群。
  • 売上の約半分が海外であり、グローバルな保守・サービス網によるストック型ビジネスの安定性。
  • 「建築・エネルギー・環境・精密」の4セグメントによる景気分散効果と高い営業利益率の共存。

投資家が注目するポイント

  • 12025年12月期は全利益項目で過去最高を更新。次期売上1兆円超えという明確な成長ガイダンス。
  • 2生成AI向け半導体需要の拡大により、精密・電子セグメントの利益率が16.9%と極めて高い水準で推移。
  • 3ROE 15.6%と製造業として高い資本効率を実現しており、積極的な株主還元と成長投資のバランスを重視。
  • 4水素関連技術や炭素回収など、GX(グリーントランスフォーメーション)領域での新規事業育成が将来の期待材料。

就活生・転職希望者向けポイント

  • 1平均年収948.8万円と重工業界でもトップクラスの給与水準。初任給も25.4万円と高く設定されている。
  • 2平均勤続年数15年、平均年齢43.4歳と腰を据えて働ける環境。充実した福利厚生と研修制度が特徴。
  • 3伝統的な「ポンプの会社」から「先端技術企業」への変革期にあり、グローバルな舞台で挑戦できる機会が豊富。
  • 4「水・空気・環境」というエッセンシャルワークを通じた社会貢献と、AI半導体という最先端の両方に携われる。

事業セグメント別解説2025年12月期

各セグメントの売上高・利益構成と事業特性

建築・産業

25%

ビル用の空調システム、エレベーター、建設現場で使用されるクレーンや油圧ショベル、各種作業用機械の製造・販売・保守を行う。

収益2,419億円営業利益153億円営業利益率6.3%

エネルギー

23%

石油、天然ガス、LNGなどの上流開発から中下流事業まで、エネルギー資源の安定供給とバリューチェーンの構築を担う事業です。

収益2,178億円営業利益259億円営業利益率11.9%

インフラ

6%

公共施設、エネルギー、交通、防災などの社会インフラを支える機器の提供から、システムの設計・構築、保守運用サービスまでをトータルで手がける事業です。

収益571億円営業利益47億円営業利益率8.2%

環境

10%

廃棄物焼却施設、リサイクルプラント、大気汚染防止装置、水質浄化設備など、環境負荷低減に寄与する設備やシステムの開発・運用を行う。

収益979億円営業利益130億円営業利益率13.3%

精密・電子

36%

半導体製造装置、電子部品実装機、高精度計測機器など、ミクロン単位の制御が求められる高度な精密機械や電子デバイス関連装置を扱う。

収益3,423億円営業利益578億円営業利益率16.9%

よくある質問(荏原製作所について)

出典: 有価証券報告書、IR情報、その他公開情報。AI生成コンテンツを含みます。

業績概要

業績推移

業績予想 (2026年度)

売上高予想

1.0兆円

営業利益予想

1,250億円

純利益予想

866億円

決算レポート

2
2026年12月期 第1四半期
#増収増益#過去最高益#上方修正#AI需要

荏原製作所・2026年12月期Q1、受注高62%増の3249億円——AI需要と大型案件で過去最高、通期予想を上方修正

荏原製作所が15日に発表した2026年12月期第1四半期(1〜3月)の連結決算は、売上収益が前年同期比 15.8%増 の 2,463億円 、営業利益が 18.4%増 の 267億円 となり、第1四半期として過去最高を更新しました。AI(人工知能)向け半導体需要の急拡大を背景とした「精密・電子」セグメントの躍進に加え、国内の大型廃棄物処理案件の受注が寄与し、全体の受注高は前年同期から約6割増となる 3,249億円 へと急膨張しています。好調な受注動向と持ち分法適用会社の株式譲渡益を反映し、同社は通期の利益予想を上方修正しました。

+15.8%売上+18.4%営業利益+16.0%純利益

AIアナリスト視点

荏原製作所の今回の決算は、まさに「AIと環境の双発エンジン」がフル回転している印象を受けます。 特に、受注高が前年比62%増という数字は驚異的です。半導体装置(精密・電子)だけでなく、環境インフラの大型案件が重なったことで、中長期的な収益の透明性が非常に高まりました。一方で、エネルギー部門が赤字転落した点は注意が必要ですが、これは需要減ではなく「物流や人的派遣の遅延」という地政学的要因によるものであり、受注自体は伸びているため過度な懸念は不要でしょう。 注目すべきは「水ing」の売却判断です。好業績の裏で、資本効率を意識して非中核・低成長事業を整理し、特別利益を計上するスピード感は、投資家から高く評価されるはずです。今後は、積み上がった膨大な受注残高をいかに納期通りにこなし、マージンを守り抜くかが焦点となります。就活生にとっても、インフラという安定基盤を持ちながら、AIという最先端の成長を取り込む同社の事業構造は非常に魅力的に映るでしょう。

レポートを読む

財務データ

財務データ

期間収益営業利益純利益総資産前年比
2025
通期
9,583億円1,138億円766億円1.1兆円+10.6%
2024
通期
8,667億円980億円714億円1.0兆円+14.1%
2023
通期
7,593億円860億円603億円9,139億円+11.5%
2022
通期
6,809億円706億円505億円8,280億円+12.9%
2021
通期
6,032億円614億円436億円7,197億円

従業員データ

平均年収

948.8万円

業界平均: 786.7万円

初任給

25.4万円

月額 254,000

平均年齢

43.4

平均勤続年数: 15

従業員数

5,109

2025年03月時点

給与・待遇

平均年収
948.8万円
初任給(月額)
254,000

社員データ

従業員数
5,109
平均年齢
43.4
平均勤続年数
15

出典: 有価証券報告書、決算短信、その他公開情報 (2025年03月)

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